シワを治す方法とは
目もとなどにちりめんジワとも呼ばれる小ジワが目立つようになるのは、30歳前後です。
10歳くらいまでは皮溝と皮丘から成るキメが細かく、均一で、シワはありません。
20歳代に入るとキメが乱れ始め、30歳前後では皮溝の深さが不均一になります。
それが目じりのように方向性をもつと、小ジワになってしまうのです。
おもな原因は乾燥で、加齢によって水分保持力が下がったり、冬になって気候が乾燥したりすると、皮溝と皮丘との幅が広がってキメが不規則になり、小ジワが現れやすくなります。
表情ジワは年齢とは無関係で、顔の表情筋を動かすことで現れては消える、一過性のシワです。
ただし、小ジワができる30歳前後になると異変がおき、肌の弾力をつかさどる真皮のコラーゲン繊維の弾力が弱くなり量も少なくなるため、表情ジワが太くなったり複線になったりします。
小ジワは、保湿でかなり改善します。
ヒアルロン酸などの保湿成分を配合した化粧品や保湿クリームなどで保湿することで、皮溝や皮丘が正常な網目状に整い、キメがそろいます。
表情ジワを永久ジワに進行させないためには、保湿である程度予防するようにします。
肌は乾燥しているとほこりや紫外線などの刺激でバリア機能が落ち、浸入した有害物質がコラーゲン繊維を変性・断裂してしまうからです。
もちろん、肌の組織を傷める紫外線対策も必須です。
深くなった永久ジワは、真皮が劣化してできるもので、通常のスキンケアでは衰えをゆるやかにすることはできても、なくすことはできません。
どうしても深いシワが気になる場合は、美容皮膚科で相談をします。
ボトックス注射やヒアルロン酸注入、または深めのピーリングなどの複合治療となります。
＜シワの原因とは＞
①皮脂腺・汗腺の働きの低下
②角質層が粗くなる
③真皮コラーゲンの劣化
④栄養不足
⑤紫外線
⑥低湿度
⑦近赤外線
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