保湿の本当の意味とは
保湿とは肌のうるおいを保つためのスキンケアのことです。
保湿のカギを握っているのは、肌表面の角質層で、肌は表皮、真皮、皮下組織から構成され、もっとも外側にある表皮は4層構造となっていて、その一番外側にあるのが角質層です。
角質層には、3つの保湿成分である、セラミド、NMF(天然保湿因子)、皮脂があり、角質層の水分を守っています。
こうした機能は、季節の変わり目や加齢などによって低下するため、それを補うのが保湿の本当の目的です。
つまり保湿とは、化粧水で外から水分を与えることではなく、肌が自ら保湿物質を生み、水分を蓄える力を助けるスキンケアのことを指すのです。
肌がカサつくなら化粧水で保湿と考える人は多いのですが、外から与えた水分は蒸発するのでそれのみでは保湿にはなりません。
人気のシートマスクも水分は一旦は角質に浸透しますが、時間とともに蒸発します。
肌の水分をキープするには、適切な油分補給が大切です。
特にセラミドは角質層の中で重要な働きをする成分です。
また、脂性肌や大人ニキビがあると油分を避けがちですが、化粧水だけでは保湿ができないため、肌の水分量が低下するため、バリア機能が弱まり、余計に大人ニキビができやすく、テカりやすくなることもあるのです。
正しい保湿ケアを知り、間違ったお手入れで肌にダメージを与えることのないようにすることが大切なのです。
化粧水だけでは、肌から水分がどんどん蒸発してゆきます。
秋〜冬は特に空気が乾燥するので、化粧水やシートマスクなど水分をメインとしたコスメだけのケアでは肌がすぐに乾燥しカサカサになってしまうのです。
化粧品は作用が穏やかでなくてはいけない、と国が定めており、皮膚のターンオーバーには個人差がありますが、約4週から6週間以上かかることもあります。
化粧品の効果を実感するのに最低でも1カ月は様子をみてみる必要があるのです。
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