子供の集中力欠如と多動
太郎君は幼稚園に行ってるときから、自分が好きなものに熱中しているとき以外は、全く落ち着きがなく、小学生になると治るかと思っていたのですが、小学校に入学してからも、授業に集中できず席についていることもできなくなり教室から抜け出すこともあるというのですが。
人間の注意は、ある対象に向け続ける機能と、新しい刺激に向き変える機能とがあり、そのバランスが崩れると刺激の取捨選択ができなくなることがあります。
これが注意の転動性で、一般的には注意力に欠ける、集中力がないという状態で、この場合には、注意が外に向かないよう環境を整えるとともに、刺激の取捨選択能力を高めることが大切です。
集中力に欠ける原因は、覚醒レベルも関係し、覚醒レベルが高くなりすぎると気分が高揚し、まさにハイテンションな状態になってしまい、集中できません。
逆に覚醒レベルが下がっている状態も集中力を欠く状態になります。
寝る前の幼児に見られやすい落ち着きのなさや、はしゃぐ様相は、軽度の覚醒レベルの低下が原因と考えられます。
本人に眠さの自覚はないけれど、脳の活動性が低下して収拾がつかなくなるのです。
多動が起こるのも同じような状態で、覚醒レベルが下がって思考もまとまらず、自己刺激を入れたくて動き回ってしますのです。
覚醒レベルを正常値に戻すことも多動を減らすことにつながります。
うつ病がんばるな!
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