自閉症の診断と療育
自閉症は、脳のCTスキャンやMRI検査、血液検査などで診断がつくものではありません。
子供の行動、言葉をかけたときの反応、質問の意味が理解できているか、視線を合わせるか、人見知りをするか、などのほかに、日常生活の中での言葉の出方、年齢相応の身辺自立がどの程度できているか、友達との関わり方、物事への興味などを保護者に聞き、診断されます。
自閉症やアスペルガー症候群は、根治にいたる障害ではありませんが、日々の成長過程の中で、その子供にあった適切な関わりをもち、経験を積んでいくことでできることを増やし、社会で生きやすくなる技術を身につけていることができ、それを療育といいます。
療育を積極的に実践することで、社会に適応する幅が広がり、将来の見通しもたってきます。
療育は、専門施設で指導を受けることができ、多くの専門家が関わり、対応をさぐり、具体的なアドバイスを行います。
例えば、言葉で伝えても理解しにくい子には、TEACCHプログラムを実践するなど、周囲が適した対応を探り、実践することで、できないことでも少しずつできるようになります。
また、運動面でも不器用さのある子供には感覚統合療法という考え方があります。
これは、脳からの指令がうまく伝わらないために不器用さがあるという考えのもと、その指令のバランスをよくすることを目指しています。
うつ病がんばるな!
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