独特の話し方と空気が読めない
アスペルガー症候群のある子は、先生に漠然と「調子はどう」などと聞かれると、「どこの?」などと答えます。
言葉に含まれた相手の要求なども理解できないのです。
ドアの向こうからお母さんが「ドア、開けられる?」と言っても、「うん」というだけで、実際にはドアを開けるという行動をしないのです。
この場合、「ドアを開けて欲しいのでだけど、開けられる?」という言い方をして初めて理解されるのです。
また、アスペルガー症候群のある子の多くは、独特の話し方をします。
わざわざ持って回ったような難しい言い回しをしたり、堅苦しい話し方をします。
また、知識をひけらかすような言い方もします。
自分の言いたいことは話すけれど、人の話が理解できないと話の途中で立ち去る、一方で友達に無視されると怒ってしまうこともあります。
これは、悪意は全くないのです。
普通の人なら気にならないような騒音やにおいなどの感覚的な部分で負荷がかかっていることが多く、それが原因でイライラしたり、突然起こったようになることがあります。
周囲の人には何が原因なのかわからないため、対応に困ってしまいます。
ほかにも、友達に触れられたり髪をいじられた、など不快なことがあると、前触れなく暴力をふるったり、その場から急にいなくなる、ふさぎこむ、といった行動をとることも少なくないのです。
会話の輪に、全く別の話題を突然持ち込んでしまい、場の雰囲気を崩してしまうことがあります。
友達が嫌がっていることに気づかないため、空気が読めない子と敬遠されてしまいます。
うつ病がんばるな!
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