子供の奇声やパニック症状
太郎君は幼稚園に通っていますが、よく友達とトラブルを起こし、しばしば先生から注意を受け、特に、クラスが変わった4月頃には、よくパニックを起し、奇声を上げたり、友達を突き飛ばしたり、噛み付いたり、髪の毛を引っ張ったりなどの攻撃的な行動が目立ってきたのですが。
自閉症のある子の問題行動の中身は、次の二つに分類されます。
@自傷行動
自分の身体に危害を加えたり、危害は加えなくても爪をかんだり鼻をほじくったり、見栄えが悪かったり不衛生なことが多く、それを始めると他のことに関心を持たなくなります。
Aパニック
奇声をあげたり暴れたりし、最終的には、突き飛ばしたり噛み付いたりなどの攻撃性が出てきます。
これらの原因は、感覚の過敏さによる生理的要因で、触覚防衛、聴覚防衛などがある場合、これらの感覚刺激が入ってきたときに、身体そのものが生理的に拒否反応を示します。
また、本人が何かしらの要求を持っていたのに満たされなかったときに起こる環境的要因で、これに関しては、本人の要求をきちんと聞く人、あるいは受け止める人がそばにいると、パニックにならずにすみます。
自閉症は環境が変化したり、時間の流れが急に変わることに対して、とても気持ちが不安定になりやすいもので、太郎君が4月頃にパニック続いた原因もそこらへんにありそうです。
うつ病がんばるな!
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