育児放棄や幼児虐待が遺伝する?
育児放棄や幼児虐待という言葉が珍しくない時代になってしまいました。
これらは「家庭」という極めてプライベートな空間においてなされるため、発覚するまで時間がかかり、わかったときには心身ともに、子どもには大きな傷が刻まれています。
この親子における問題に注目した実験が医学界でもなされました。
母親から十分な愛情を持って育ててもらうことがなかった娘ラットは、今度自分が母親になったとき、やはり自分の子どもに対して十分な愛情を注げないという衝撃的な実験結果が報告されました。
そしてその理由として、エビジェネティツクスによる変化が関与していることが明らかになりました。
母親から十分に舐めてもらえないと、娘ラットの脳の中で遺伝子に変化が起こり、ストレスに過敏に反応するようになります。
それだけではなく女性ホルモンに関わる遺伝子にも変化が起こり、女性ホルモンが働かなくなります。
その結果、オキシトシンという愛情を表現するときに必要なホルモンが、十分に分泌されなくなるのです。
不幸にして親に十分な愛情を注いでもらうことができなかった子どもたちが、果たして親になって同じようなことを自分の子どもにしてしまうのかどうか、人間においては、まだ明らかではありません。
逆に、実験で証明されているわけではありませんが、母親から十分な愛情をかけて育ててもらった女性は、成人して自分の子どもを持つようになったとき、お母さんからの「愛情メモリー」によって、無意識のうちにも、やはり同じような愛情を子どもに注ぐようになると考えられます。
幼いときの記憶は遺伝子のなかにしっかりと書き込まれる可能性があります。
体には、「メモリー機能」があり、その使い方いかんによって、「臓器の時間」の流れるペースは変わり、健康状態が将来向かう場所も異なったものになります。
臓器で一番血液を使うのは?
(答)腸の健康にはカイテキオリゴ
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