過労死は現代の内臓ストレスが原因
昭和40年代、世の中のお父さんたちは「企業戦士」などといわれ、結構疲れていたはずなのですが、日頃のストレスは夜にみんなでパーッと飲んで忘れて、また翌日から仕事をがんばる、といった毎日の繰り返しで、銀座のネオンは毎夜明るかったのです。
「がんばった人は報われる」と、みんななんとなく信じ、そんな時代に「過労死」なんて言葉を聞くことはありませんでした。
過労死は間違いなく、現代の生活習慣や環境に原因がある「現代習慣病」です。
心筋梗塞、不整脈、クモ膜下出血などが死因として挙げられますが、じつは本当の原因というとわかっていません。
ほとんどが男性、夏場に多いところを見ると脱水の影響もあると思われますが、やはり一番大きいのは、「仕事場でのストレス」と考えられます。
経営不振で、リストラの嵐、幸いにリストラされなかった人には、それまでほかの人がしていた仕事まで降ってきて、夜にストレス解消している時間をとることなんて考えられない毎日なのです。
リラックスの時間さえ奪われた労働は、知らないうちに全身を蝕むほどの臓器の機能低下につながり、「臓器の時間」を浪費することで早死にしてしまうことが、あたかも突然死に見える過労死を生むのです。
「臓器の時間」から見ると、突然死は、明らかに「慢性的な」病気なのです。
徳之島には現在も多くの元気な長寿の方々がおられますが、どうして南の島には長寿者が多いのかについて、しばしば議論され、食べ物の違いなどが一番の要因として取り上げられますが、食生活は個人差が非常に大きい不確定なものです。
しかし、健康が「臓器の時間」によって決定づけられているとすれば、なぜこの地域の方々が長寿を保っているのか、考えられることがあります。
重要なのは、「内臓ストレス」があるかどうかです。
南の島で「農業」に携わっておられること、そのことが大きな要因だと考えられるのです。
なぜ「農業」なのか、それは次の四つの理由からです。
@体を使ってする仕事である、常に運動ができることになる。
A仕事の相手が植物である、植物は正直で裏切らない。
努力したことが、比較的ちゃんと結果に表れる、人間関係のトラブルが少ない。
B毎年、季節の移り変わりに合わせて同じパターンで仕事を繰り返すことができる(もちろん想定外の天変地異は大問題ですが)。
C定年退職の年齢がない。自分の体力に合わせて、家族と一緒に生涯仕事に携わることができる。
交感神経のがんばりすぎがストレスの原因と考えると、この4点はすべて内臓にストレスをかけないものばかりです。
彼らは内臓にかかるストレスをうまく逃れているのです。
いま若い世代で農業が見直されています。
脱サラして農業に携わる人や、週末に農業体験に参加する女性なども増えています。
もちろん、農業という作業の純粋な面白さも理由のひとつでしょうが、疲れた体が、最も体にとってストレスのないもの、やさしいもの=農業、に惹かれているといった側面も昨今の農業ブームにはあるようです。
臓器で一番血液を使うのは?
(答)腸の健康にはカイテキオリゴ
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