メタボは本当は食べたくない?

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メタボは本当は食べたくない?

自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、メタポリックの病態には、交感神経のがんばりすぎが関わっていることがわかってきました。

肥満の人では、交感神経の働きが異常に大きいことが知られており、交感神経が興奮すると心拍数が上昇しますが、実際にメタボの人は、脈拍数が多いという調査結果もあります。

この二つの神経は、多くの場面で逆の作用を示すと一般的にはいわれています。

たとえば、血管を収縮させるのは交感神経、拡張させるのは副交感神経で、また脈拍を速くするのは交感神経、遅くするのは副交感神経の作用です。

「闘争」=交感神経、「逃走」=副交感神経ともいえるかもしれません。

しかし、何か体が行動を起こそうとするとき、この二つの神経が車のアクセルとブレーキのように、お互いけん制しあうという単純なものではありません。

むしろ、それぞれが主役となる場面が異なるというのが、正確な表現です。

アフリカのライオンは食べ物がなくお腹が空いてしまい、このままでは死んでしまうと思われるような状況で、獲物が目の前に現れたとき、お腹の空いたライオンは、たとえ体力が残っていなくても、弱い体に鞭打って、獲物を捕えるために向かっていこうとします。

そうさせるのが交感神経で、そして運よく獲物をゲットできたとし、今度は、ほっとリラックスして、自分が獲得した獲物をむしゃむしゃ食べるようになります。

このときは、副交感神経の働きが優位になります。

なぜメタボのときに、副交感神経ではなく、交感神経の働きが強くなってしまうのか?

これは一見すると矛盾した話で、なぜなら、メタボになるときには、食べ物がまわりにあふれかえっている環境にいるわけですから、狩りをする必要はなく、副交感神経を十分に働かせて、ゆっくりと食べていればいいはずだからです、でも、そうではないのです。



その理由は、体に栄養が有り余っている状態で、副交感神経を働かせて、さらにたくさんの栄養素を取り込むことは、体にとってかえって不都合が起こるからです。

そして、「もうこれ以上は栄養を吸収したくない」という拒否反応を体は起こします。

体の中にどっと入ってこようとする食べ物を、あたかも「外敵」と見なして、体がストレスを感じてしまうのです。

ですから、副交感神経ではなく、交感神経が活性化して「立ち向かって」しまうのです。

交感神経は、腸の働きを弱めて、これ以上たくさんの栄養を取り込まないようにしますが、同時に、血圧も血糖も高くしてしまいます。

ですから、交感神経のがんばりが続いてしまうとメタボになり、図らずしも高血圧や糖尿病になるのです。

つまり、もちろん過食はメタボをつくりますが、太っていることそのものが問題ではなく、内臓がストレスを感じることで交感神経が必要以上にがんばってしまうことが、メタボの本当の原因なのです。

「ムキになる」と生活習慣病になるのです。

とても興味を惹くもの、どうしても欲しいと思うものを見ると、明るいところでも瞳孔が大きく開くといわれます。

これは、まさに自分が食べたいと思う獲物が見つかったとき、それを獲得したいという「闘争」心が生まれたときに発生する交感神経の「興奮」のサインです。

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