ネットのやりすぎはセロトニンを壊す
ネット社会となった現代、大人だけに限らず、子どもたちもネットや携帯に依存した生活に変化していっています。
とくにこうした習慣は、子どもの脳にどんな影響を及ぼしているのでしょうか？
たとえばゲームに熱中している少年を想定すると、得点を稼ぐシューティングゲームなどをやっている時、人の脳内ではドーパミンが分泌されています。
このドーパミンが暴走すると、ゲーム依存症を引き起こす原因となると考えられています。
そしてゲームを一日中行う習慣は、セロトニン機能を確実に弱らせます。
そんなゲーム少年たちの脳を調べたデータからわかることがあり、熱中少年たちの脳で何が起きているのでしょうか。
まず一つは、大脳の前頭前野の働きが低下します。
それは、前頭前野の脳血流測定から明らかにされています。
二つ目はゲームをしていると、常にハラハラドキドキしています。
これは極度に息を詰めた状態で、呼吸も抑制されています。
そんな生活は間違いなくセロトニン機能を弱らせてしまいます。
これはインターネット三昧の生活でも同じことが言えます。
さらに携帯電話やパソコンは、朝目覚めることでセロトニンを分泌し、夜、太陽が沈むとメラトニンを生成するといった働きに悪影響をおよぼします。
その原因は電磁波です。
電磁波を浴びるとメラトニンが破壊されてしまうのです。
そのため、寝る前にパソコンをしたり、携帯電話の画面を眺めたりしていると、メラトニンが減少し、部屋を暗くしているのに眠れない、なかなか寝付けない、といった状態になります。
電磁波を浴びて「ネット三昧」の生活習慣は、一時の快からやがては大きなストレスを生み出す構図をはらんでいます。
熱中してのめり込めば脳機能の低下とストレスの増大という悪循環を繰り返すばかりです。
顔と顔をあわせた非音詩によるコミュニケーションによって共感脳を働かせます。
電磁波の問題のみならず、携帯やネットコミュニティ問のコミュニケ」ソヨンには共感脳を働かせる作用はありません。
そこには言語を使った左脳的会話しか存在しないのです。
仕草や表情による共感脳を使った非言語的コミュニケーションによって人は直感を働かせ、意欲や集中力をはじめとする前頭前野を使ったイキイキとした生活を自然と生み出してきました。
多くの心の病の源は実はその自然なコミュニケーションが欠けていることにあります。
どうしてもというのであれば、テレビチャットのような表情や仕草が見えるコミュニケーションツールをもっと多用するといいのかもしれません。
これまでの「息を詰めた」生活習慣を少し見直して、これからは「息を抜く」脳活の作法を会得すればおのずとストレスは消えてゆくのです。
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