今の時代の幸せとセロトニン
子どもは生まれてから言葉を覚える1歳までは、非言語によるコミュニケーションを主体として共感脳を中心に生活しています。
そして12歳ぐらいまでに言語を自由に操れるようになり、同時に家族や友人と仲良く、時にケンカして言語脳と共感脳を発達させていきます。
この時期にはセロトニン的価値観が心の大半を占めます。
そして12歳ぐらいになって思春期を迎えると性ホルモンの発達と同時にドーパミン的価値観に移行していきます。
実は共感脳も発達していく時期なのですが、思春期から特徴的に報酬を前提として意欲を示すようになります。
お力ネを稼ぎたい、有名人になりたいなど、少しずつ社会の中で生きていくことに意欲的になっていきます。
そして20歳を過ぎるといよいよ社会進出し、さまざまな挫折や成功をくり返し社会経験を積むことによって前頭前野が発達し、よリドーパミン的価値観は成熟してきます。
もっと給料が欲しい、もっと良い家に住みたい、もっと素敵な女性とつきあいたいなど成功を得るたびに次なる目標を立て、何かを得る喜びに依存していきます。
そんな価値観は次第に依存する傾向を促し、時に物欲に走らせ高級車や高価な宝飾品を手に入れたいという浪費する欲求を駆り立てます。
この状態はバブル期の日本の状況と重なります。
しかし、バブル崩壊と同時に訪れた経済危機によって、その価値観も崩壊したのです。
良い大学に入ったからと言って良い会社に入れるとは限らないし、良い会社に入っても倒産する可能性があります。
今では大手の会社に入っていても給料があがらないという現実も存在します。
もはや何かの報酬を得ることによって幸せを手にするという図式が必ずしも成立しない時代になっているのです。
つまリドーパミン的価値観だけでは、現代社会をうまく生きていくことはできないのです。
何かに対して意欲的に取り組む際には、ドーパミン的でなければ前に進むことはできず、必ずしもその先に報酬はないかもしれませんが、意欲的に前進することは決して間違いではありません。
しかし、それでも報酬を得られなかった時にどうそのストレスに対処すればいいのか、そこで大切なのがセロトニン的価値観です。
セロトニンは、ドーパミンの溢れるような多幸感とはまた違う、すみきった透明な心を演出します。
社会人の方々は、地位や名誉や財産を手に入れることが最後のゴールと思っている方も多いかもしれません。
それは必ずしも否定されることではないのですが、人生の最終目標を財や名誉だと考えていると、挫折した時のショックとストレスは計り知れないものになってしまいます。
しかしそうではなく、自分の人生で一番大切なものは最終的に心豊かに生きることであると考えてみるといいかもしれません。
それは単に家族団らんの時間かもしれないし、休日にどこかへ出かけてのんびりすることかもしれません。
場合によってはペットと遊んだり、趣味に没頭する時間かもしれません。
いずれにしてもドーパミン的価値観の向こう側にセロトニン的価値観をたずさえていれば、どんな状況と直面してもたんたんと平常心でストレスとつきあっていけそうです。
そうすると必ずしも何かがないと幸せになれないという強迫観念は消え去り、いかにしてこれからの人生を豊かに生きていくかという揺るぎない信念が生まれるのです。
メンタルサプリ専門店のセロトニンサプリメント
Amazonでセロトニンサプリメントを探す
セロトニン誘導体 瞑想サプリ |
|