泣くことでストレスを解消
家族によってルールや趣味趣向もありますが、うまくいっている家庭というのは日々の家族団らん=グルーミングをどこかしらでやっているものです。
家族旅行、映画鑑賞など、元気な家族というのは、たいていどれかを習慣にしています。
どんなに忙しくても、どんなにもめ事があっても、それらの習慣を心がけることがいい家族を作ります。
家族団らんの一つとして、まず試してもらいたいのが涙を流すことです。
しかし、涙を流そうと思ってもなかなか泣く機会はないと思われます。
その場合、一番手っ取り早いのは感動映画を観ることで、感動できるような内容であれば、映画ではなくアニメやドラマでも構いません。
悲しい時や感動した時に流す情動の涙に、抗ストレス作用があります。
特に号泣は前頭前野の共感脳を刺激して、一瞬にしてストレスを解消する作用があります。
セロトニントレーニングは毎日することが大事ですが、号泣は週に一回もできれば十分です。
平日のセロトニントレーニングで共感脳を潤し、週末に感動映画で号泣するというサイクルが作れれば理想的です。
普段から泣ける一作をストックしておけば、サイクルも作りやすいと思います。
それでは、泣ける一作はどんな作品がいいのでしょうか?
涙のツボは人それぞれ違いますので、もちろん自分の感性に合ったもので構いません。
ただし、ホラーなどの恐怖ものは避けたほうがよく、恐怖体験をした時に「血の気が引く」という表現を使いますが、これは本当で、恐怖映画を観てい各人は前頭前野における血流が減少しているのです。
前頭前野の血流が減少した状態でしばらくいると、疲労感が強くなり、ネガティブな気分になってしまいます。
またこれは意外かもしれませんが、初めて観る作品より、何度も観ている作品のほうが泣いた時の効果は高いというデータがあります。
「内容を知っているのだから泣けないのでは?」と思われるかもしれませんが、過去に観て泣いたという場合、その時の経験が共感に至るプロセスを短縮するので、早く泣けてしまうのです。
さらに言えば、過去に観たことがある人のほうが激しい泣き方をします。
これは繰り返し観たことで、共感の度合いが高まったからだと考えられます。
泣いてストレス解消をしたいのであれば、そんないつ観ても泣けてしまう作品を一つだけでも見つけておくとよいです。
泣ける一作を観る際にはコツがいくつかあり、まず、時間帯は朝でなく、夜を選ぶことです。その理由は二つあります。
一つは、朝はセロトニン神経が活性化されているため、それほどストレスが溜まっていないので、泣いてもたいして効果は得られません。
もう一つは、感動の涙を流すには、ある程度の時間が必要だということです。
そういう意味で週末の夜というのは、一週間分のストレスが溜まっており、比較的時間も作りやすいので、泣ける一作を観るのにぴったりです。
重要なポイントは、「泣きたい衝動をがまんしない」ということを忘れないようにします。
涙を我慢したとき、胸に込み上げるものがあって言葉を喋れなくなったり、表情をコントロールできなくなったり、抑えようとしても肩が震えてしまったりすると思います。
その時点で脳内ではすでに涙のスイッチが入っており、十分なストレス解消効果を得られます。
涙が込み上げてきたら、心を緩めて素直に泣いたほうがよいのです。
涙のスイッチが入ってさえいれば、わんわん声を上げて泣かなくてもいいのです。
ある会社では、泣ける映画を鑑賞することをレクリ工−ションの中に取り入れています。
そうするとことによってストレス解消と同時に社内の結束を高めることにもなるのです。
涙を流すこと、殊に男性にとっては泣くことはよくないことだと教育されてきましたが、ストレスを抱えた人にとっては必ずしもそうではないようです。
むしろ疲れてどうしようもない時は、「泣いて元気を出そう」という考え方であってもいいわけです。
結婚式、祝賀会、卒業式、スポーツの試合、映画鑑賞など感動の涙が生まれる場面はいろいろあります。
そんな場面に積極的に参加し、共感の心をもって涙を流すことは心の健康を保つためにいいことなのです。
人の気持ちに入り込み、心の流れに同調することによって流れる感動の涙は他者を理解し協調する精神を養う意味でも大切です。
協調すること、人とわかりあうことは人間社会の中で生きていくうえで欠かせないことです。
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