乳幼児のセロトニン活性

乳幼児のセロトニン活性

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乳幼児のセロトニン活性

家族を持つ際に、子育ては、夫婦のもっとも大事な関心事のひとつで、しかも産まれたばかりの乳幼児に関してはまったくの未知の生き物に対崎するのと同じくらいの不安がつきまとうものです。

まず0歳から1歳というまだ言語を知らない乳幼児のことについて、まず、母と子どもが乳幼児期にl緒にいることがいかに大切なのかということです。

猿の親子を使ったある実験では、猿の親子を二つのグループにわけて観察しました。

1方のグループは母猿に小猿を育てさせ、もう一方のグループは母親と小猿を離して、ミルクで小猿を育てました。

すると、後者のグループの子猿は、血中のセロトニン量が少なくなっていたことがわかりました。

さらにその子猿が母親になった時、コミュニケーションがうまくいかず、赤ん坊をほったらかしにしてしまい、子育てのできない母になってしまったのです。

これはあくまで猿の実験結果ですが、母子を分離させることは人間の赤ん坊にも同じような悪影響をおよぼします。

人間の赤ん坊は母子分離の状態になると、大きなストレスを感じます。

ストレスを感じている状態が長く続くと、セロトニン神経は弱ってしまいます。

日本の産院は、赤ん坊が産まれたらすぐにお母さんから離して別の部屋に移すという方法を取っていたところが多かったのですが、これは赤ん坊にとっていい状態とは言えません。

お腹の中にいる時からお母さんと胎盤で繋がってきた赤ん坊は、外の世界に出てもお母さんと離れたくないのです。

そのため、近年は母子分離を極力避ける産院が中心になりました。

こういった赤ん坊のストレスを解消するために必要なのは、何よりも常にコミュニケーションを取り続けることです。

しかし、赤ん坊は言葉を話すことができません。

言葉で会話できないかわりに仕草や表情で敏感にコミュニケーションを取ろうとします。

要するに共感脳がものすごく発達する時期なのです。

だからお母さんのちょっとした心の変化を感じとる能力が高いのです。

この非言語によるコミュニケーションのことをノンバーバルコミュニケーションと言い、ノンバーバルコミュニケーションは乳幼児期の子どもと母の関係においてもっとも大切な事柄です。

赤ん坊は三つの要素で共感脳を働かせ、お母さんの心を読んでいます。

一つは呼吸で、赤ん坊はお母さんと触れ合う中で、お母さんの呼吸を感じ取っています。

お母さんの呼吸が乱れたり、落ち着いたりする様子をいつも肌で感じ取っているのです。

二つ目は心音で、胎内にいる時からお母さんの心音を聞き続けてきた赤ん坊は、自然とその音を聞きわけています。

三つ目は視線で、赤ん坊は自然とお母さんの目を見て、どこを向いているかということを認識しています。

これらの三つのポイントを把握していれば、たとえ言葉を話さなくともコミュニケーションを取ることが可能です。

これらの事柄は同時に子どもにとってのセロトニン活性にもなっているのです。

しかし、赤ん坊のそばにいることもなく、赤ん坊を抱かずにミルクだけを飲ますような育児をしていたら、両者ともにこの感覚が育ちません。



それだけでなく、母親としての自覚も、赤ん坊の人としての自我も身につけることはできません。

また言葉を覚えてからも、こういった共感脳を使った非言語コミュニケーションは成長する上で重要な役割を担います。

たとえば、ケンカをする時は相手の表情や目つきを観察し、。目つきというのは非常に重要で会話の内容がどうであれ、きつい目つきをしていれば、相手が怒っていることを認識できるのです。

表情や仕草から相手の感情を読むという行為は、学校生活や社会生活の中でも重要な能力だと言えます。

このノンバーバルコミュニケーションができないと、ある問題が生じます。

それはいじめです。

大抵のいじめをした子どもは親になぜいじめたのか問われると「嫌だと思っているとは思わなかった」と言い、これは表情や仕草によって相手の心を理解する脳が発達していないことが原因の場合があります。

共感脳の発達は、セロトニン活性の中でももっとも大切といってもいいところで、幼児期の母子分離が、のちのちのいじめやひきこもりにつながることもあります。

乳幼児期における脳の発達について、ノンバーバルコミュニケーションが重要ですが、それがすべてではありません。

子供が成長していく中で脳をうまく発達させるポイントはいくつもあります。

セロトニンを活性化させるためには、一定のリズム運動が重要です。

最初はおっばいを吸うというリズム運動から始まり、物が食べられるようになった時に、ご飯をしっかり噛んで食べるという咀嚼のリズム運動につながります。

赤ん坊がよくするハイハイもリズム運動です。

ベビーサークルのような囲いの中に閉じ込めるのはよくありません。

まだ歩くことができないうちは、お母さんのセロトニン活性の意味も含めて子どもを抱いて太陽の光を浴びながら外で30分くらい散歩するのがいいのです。

子どもにとって一番よくないのは、最近のお母さんたちが思わずやってしまいがちなテレビに子守をさせるという行為です。

確かに子どもはテレビの子どもチャンネルを見せておけば子どもは静かに勝手に楽しんでくれる場合がありますが、必ずしも脳にいいこととはいえません。

グルーミング効果もなければ母に抱かれている時に感じるリズム運動さえ欠如してしまいます。

テレビに子守ばかりさせた子どもは人とのコミュニケーション能力に欠けるように育つ可能性が高くなってしまうのです。

グルーミングや太陽の光のことを考えて、公園で遊ばせたり、友人に子どもを産んだ方がいたら、赤ちゃん同士で遊ばせるのもいいかもしれません。

赤ん坊は赤ん坊同士の独自の会話能力があります。

乳幼児期ならではのノンバーバルコミュニケーションをしっかりとしておくことは、のちのちの社会との関わりの中で大いに役立ってくるはずです。

自分はそのような育児をしてこなかったから、もう手遅れかもと思う方もいるかもしれませんが、セロトニン神経と前頭前野は、何歳からでも活性化させることができます。

脳はいつでもダイナミックに変化するものですから、脳を鍛える方法を試していけば、自ずと効果が現れます。

筋肉でも臓器でも、人間の身体は使わなければ機能がだんだん衰えていくようにできており、それは脳もー緒です。

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