セロトニンは太陽の光で活性化
セロトニン活性をしてくれる働きは大きくわけて三つあります。
まずlつ目に欠かせないのが、太陽の光です。
1日中、部屋の中に閉じこもっていたり、デスクワークをしたりというのは、セロトニン神経に悪影響を与えます。
「明るい照明の光を浴びて仕事をしているから大丈夫」と思って、安心していてはいけません。
セロトニン神経は太陽の光に反応するのです。
太陽の光は目を通して脳内に刺激を与えています。
朝、網膜から入った太陽の光の信号を受け取ったセロトニン神経は活発化します。
なぜ、太陽の光でないといけないかというと、セロトニン神経は2500〜3500ルクス程度の照度が必要なのです。
ちなみに蛍光灯の照度は500ルクスほどですが、太陽は曇りでも10000ルクスもの照度があります。
身体は、思っている以上に太陽の影響を受けています。
わかりやすい例が冬季うつ病で、これは日照時間が短くなる冬に、北欧あたりで多く現れる病気です。
この冬季うつ病に効果的なのが、患者を南イタリアなどに連れて行く転地療法や、太陽と同じくらいの照度を持つ光源を照射する高照度光治療という治療法です。
そのほかにも身体は、海外旅行をすると時差ボケになってしまいます。
これも太陽が関係しています。
セロトニンは朝、太陽の光を浴びることで活性しますが、海外へ行くと時差によって昼夜のリズムが急激に変化し、セロトニンと連動して自律神経がその変化に対応できずにボケてしまうのです。
セロトニンを活性化させるために、太陽の光を浴びる時間帯はいつでもいいかというと、そういうわけではなく、やはり太陽の光は朝に浴びるのが一番効果的です。
その理由の一つが、日中に比べて朝のほうが照度が強くないということ、基本的に太陽の光を浴びる時間は15〜30分が理想的ですが、真夏の昼間の照度は強すぎるレベルで、当たりすぎると逆に疲労感を覚えます。
もう一つの理由が、朝の時間帯にセロトニンを活性化させることで、サラリーマンや学生、主婦などは間違いなくその日1日の仕事、勉強によい効果をもたらします。
カーテンや窓を開けて日の光に当たるくらいでも十分効果はあります。
次に必要なのは運動で、1日中、デスクワークで運動不足という人も多くいます。
とはいえ、ここで説明するのはスポーツのことではなく、重要なのはリズム運動です。
リズム運動とは一定のリズムで身体を動かすことで、たとえばウォーキングやジョギング、太極拳、坐禅、サイクリング、水泳、スクワット、ダンスなどある一定の事柄をループして行う運動がそれにあたります。
そして興味深いことに、こういった運動のほかにも呼吸や咀嚼といった行動もリズム運動になるのです。
そう考えると、運動が苦手な人でも身近な作業で簡単にできます。
普段、何気なく空気を吸ったり吐いたりしていますが、通常は横隔膜呼吸をしています。
そして横隔膜呼吸を含む腹式呼吸は二種類にわけることができます。
空気を吸って横隔膜を押し下げることによりおなかが膨らみ、吸うことを意識する横隔膜呼吸と、腹筋を使って空気をもう吐けないというところまで吐き、横隔膜を上に押し上げて行う吐くことを意識する腹筋呼吸です。
仏教の修行で用いられている坐禅や太極拳などでは、この吐くことを意識する腹筋呼吸法が取り入れられています。
最初は難しいかもしれませんが慣れてしまえば簡単なので、まずは空気を一定のリズムでゆっくりと吐くことを意識します。
租借についても同じことが言えます。
一定のリズムで噛むという行為も、セロトニン神経を元気にさせる効果があります。
食事の際はゆっくりと時間をかけて噛むことで、消化も円滑に行われ食べているうちに満腹感を得られて、食欲も抑えられるので一石二鳥です。
リズム運動はこのゆっくり行うということも大切です。
呼吸法もウオーキングもゆっくりの方がセロトニン活性の効率はいいのです。
このほかにも、人と人がふれあうことでもセロトニンが増えることが確認されています。
親が子供を抱きかかえたり、恋人同士で手をつないだり、単に体を触るという行為だけではなく、話をしたり、聞いたり、目をあわせて以心伝心することなどがセロトニン神経に刺激を与え、それをグルーミングといいます。
グルーミングとは人と人、もしくは人と動物がふれあうことによる緊張緩和の状態を指します。
このふれあい=グルーミングがセロトニン活性に大変有効なのです。
医療の現場では、「傾聴」というものが行われ、人の話を聞いたり、人に話すことによって心に癒しを与えることができるのです。
それでは電話やメールなどで行うふれあいもグルーミングかと言うとそれは違うのです。
電話やメールは言葉と言葉、文字と文字など主に左脳しか使いません。
左脳のみを使うふれあいにグルーミング効果はありません。
顔と顔をあわせ、仕草や表情など言葉や文字以上に感じとれる有機的なふれあいが大切なのです。
日常的に家族とふれあい、他人ともふれあうことでセロトニン神経は自然と活性化されるので、積極的に人と触れ合うことを心がけます。
そして人とふれあいながらリズム運動を盛り込めば、ストレスを受け流すことができる強い心を作ることができるのです。
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