やるべきことの優先順位
仕事をバリバリとこなしたあとは、英会話にネイルサロンに飲み会に、アフター5も自分磨きや遊びの予定で埋まっている人がいるものです。
忙しくても、充実した日々ならば、心が病気になるわけなどない、そう思う人も多いかもしれません。
ところが、そんなことはないのです。
仕事をハツラツとこなしていた人が、突然、オーバーワークでつぶれることがあるのと同じで、好きなことをしていても、度が過ぎると、うつに倒れることはめずらしくないのです。
楽しいときは、疲労を感じにくく、心身のSOSに気づきにくいのも、急に調子が崩れる要因のひとつです。
女性のなかには、「自分を高めたい」、「他人から評価されたい」という自己実現志向をもちながらも、自信のもてない人も少なくないようです。
その不安や焦燥感を埋めるために、仕事や遊びやお稽古事をつめこんでしまうのです。
そして、行動していると刹那的には気がまぎれるのですが、それが強まると、エスカレートした逃避行動が習慣化して、極端な場合には、買い物症候群、過食症、恋愛依存、アルコール依存などに発展してしまう人もいるほどです。
しかも、いろいろなことに手を染めていると、結局、器用貧乏になるだけで、自分の核とよべるものが見つからないこともよくあります。
そこで、そんな女性方には、事業仕分けならぬ自分仕分けをおすすめします。
自分がほんとうにやるべきこと、続けたいことの優先順位づけをして、順位の低いものは思いきって切り捨ててしまいます。
そして、仕分けをして残したことには、力いっぱい取り組みます。
心身を休ませるオフの時間も大事にします。
柱とよべるものができてくると、「なにかしなくちゃ」という恐れも減り、人生は心地よく、充実したものになるはずです。
うつ病がんばるな!
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