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ストレスフリーは抗炎症

偏った食事や運動不足は、心身の負担となる慢性ストレスです。

それは、脳の慢性炎症の原因となり、また、体の慢性炎症である肥満や動脈硬化の原因ともなり、うつの発症リスクを高めます。

そこで、ライフスタイル″という視点から、うつの改善をめざすということです。

その中心的なものが、食事と運動です。

肥満が解消してきて脂肪細胞が減ると、体内の炎症伝令物質も減り、慢性炎症が改善することが期待できます。

とくに、エクササイズによって筋肉量が増えてくると、脂肪の代謝はいっそう高まります。

栄養バランスが整えば、心身のさまぎまな機能が健全に働き、脳細胞の生成、脂肪の燃焼などの新陳代謝もスムーズに進みます。

また、体を動かすことからは、抗ストレス効果も得られます。

心理ストレスが減り、体内に分泌されるストレスホルモンや炎症伝令物質が少なくなると、慢性炎症の発生を減らすことも期待できます。

しかも、さまざまな食材やエクササイズには、「慢性炎症を抑える」というダイレクトな効果が期待できることもわかってきているのです。

現在のライフスタイルを見直すだけで、心身にかかる慢性ストレスはずいぶん減らすことができるのです。

「生活を大事にして、うつを治す」という精神で、毎日が忙しく、そして、コンビニエンスなものがあふれる暮らしの中にあっても、よいものを選んで食べ、そして、意識して体を動かす時間をつくっていくことが大切です。

心と体はつながっていますから病気の予防や治療においても、「心をケアすれば体にもよく、体をケアすれば心にもよい」ということがいえるのです。

うつ病がんばるな!

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