キーパーソンに受けとめてもらう

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キーパーソンに受けとめてもらう

結婚、昇進など、人生にはしばしばおめでたい出来事があります。

しかし、それによって、生活環境、自分の役割、人間関係などが変化することで、予定外のストレスに悩まされるようになる人は少なくありません。

たとえば、結婚によって起こる嫁姑問題です。

お嫁さんはお姑さんに気をつかいがまんしたり、イライラしたりしながらストレスをためていきます。

そして、だんだん、朝起きられなくなってきた、疲労が回復しっらくなってきたなど、うつの症状があらわれるケースもじつはよくあるのです。

ただ、同じような状況なら、だれもがうつを発症するかといえば、そうではありません。

それを左右するもののひとつが、キーパーソンの存在です。

嫁姑問題は、一般に嫁と姑の二者間だけの問題だと思われがちです。

しかし、たとえば、お嫁さんが和解に向けてお姑さんに働きかけたとしても、問題が泥沼化していくことも少なくありません。

こんな場合は、キーパーソンの再確認が有効です。

このようにこじれたケースにおいて、いちばんのキーパーソンにならなければならないのは、夫です。

嫁と姑両者の立場を理解して、それぞれの気持ちをフォローしたり、説得したりすることができる唯一の存在です。

彼がこの役割にきちんと取り組んでいるとしたら、間に入ってもらうことで、お姑さんとの関係が改善する可能性も高まりますし、相変わらず、険悪だったとしても、お嫁さんは、「彼は理解者でいてくれる」、「ベストを尽くしてくれている」、「自分に感謝してくれている」などと実感することができますから、ストレスの感じ方ははるかに小さくできるのです。

パートナーなど、もっとも身近で、もっとも大切な人たちのことを、心理学的には重要な他者といいます。

心の問題は、こうした人たちとの信頼関係やコミュニケーションを見直すことで、改善することもじつはとても多いのです。  

また、もうひとつ違う視点でお話しすれば、ストレスにさらされているとき、私たちは知らぬまに全身の筋肉に力を入れています。

そこで、現実の問題対処に加えて、自律訓練法というセルフコントロール方法なども身につけておきます。

これは、意図的に体の力を抜き、心身の緩和状態をつくるもので、脳波や皮膚温、呼吸数、血圧、胃腸の機能などを整えるといわれています。

最初は公式を体で実感するのに時間がかかりますが、コツがわかってくるとたいへん心地よく、そして、慣れるとすべての公式をいっペんに実感できるようにもなってきます。

仕事の合間に、寝る前に、気長に続けていきます。

<自律訓練法で心理ストレスを軽減>

最初のうちは、背景公式だけの棟習でもかまいません。

すべてを行わなくても、第2公式までで、ある程度の効果が期待できます。

(基本姿勢)

らくな姿勢で椅子に座る、または、仰向けに寝ころんで、目を閉じる。

(手順)

背景公式から順番に心の中で3回ずつ繰り返しながら、それを体で感じてみる。それぞれの公式は10秒以上かけながら、ゆっくりと唱える。

背景公式「気持ちが落ち着いている」

第1公式「右腕が重たい」「左腕が重たい」「両脚が重たい」

第2公式「右腕が温かい」「左腕が温かい」「両脚が温かい」

第3公式「心臓がゆっくりと鼓動している」

第4公式「体がゆっくりと呼吸している」

第5公式「お腹のあたりが温かい」

第6公式「額が心地よく涼しい」

第7公式「肩のあたりが温かい」

(消去動作)

終わるときは、手を握ったり、開いたり、頭や腕を振ったり、伸びをしたりして自己催眠状態を消す。

うつ病がんばるな!

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