動き出すとやる気はあとから

うつ病がんばらない

動き出すとやる気はあとから

スポンサードリンク
うつ病がんばらないうつ病と脳の炎症の知識>動き出すとやる気はあとから

動き出すとやる気はあとから

「うつ病になったら、休養しましょう」といいますが、うつは休養しているだけでは治りません。

つらい症状が出ているときは、必要に応じて十分に休むことも大切ですが、ある段階からは、重い疲労・倦怠感があったとしても、段階的に少しずつ体を動かしていくことが、回復への大事なステップです。

調子が悪いからと、ひきこもってばかりいては回復は遅れてしまいます。

外の世界との接点が減って不安感がつのったり、気力・体力に対する自信が低下したりしやすいのです。

その点、ウォーキングなどで外に出てみることは、気分転換にもいいし、自信を少しずつ積み重ねていくことにも結びつきそうです。

しかし、意欲の低下や疲労感が強く、歩いたり、外に出たりするのも難しいなど、比較的重い症状の人々にもエクササイズは有効なことがわかっています。

その場合は、有酸素運動とか、30分という時間にこだわることはありません。

できることでいいので、毎日、きまった方法で体を動かすことを考えます。

たとえば、部屋をウロウロ歩くのでも、ベッドの上でのストレッチでも、部屋の一角の片付けでもかまいません。

もちろん、そうした運動からは、有酸素運動ほどの強力な効果は得られないのですが、それでも、動くということは、有酸素運動とはまた別の理由で大きな意味をもっています。

私たちの体には、あるメカニズムがそなわっているからです。

それは、脳の中にあるやる気のスイッチで、このスイッチがオンになってはじめて、心身はほんとうに活性化するのです。

しかし、このスイッチは少し鈍感で、体が動き出して少ししてからでないとオンになってくれません。

それでも、とにかくは動いてみると、だんだんギアの入りが軽くなっていくのです。

この現象を活動興奮、行動活性効果などとよぶのですが、仕事や勉強のやる気がなかなか起きなかったとしても、いったん始めたら、意外にもノッてきたという経験があると思います。

体を動かすこともこの延長で、毎日の繰り返しのなかで動きやすく、疲れにくい体質へと改善していくことにつながるのです。

うつを治すコツのひとつは、元気になってから動こうとするのではなく、「動きながら元気になっていく」 ことなのです。

うつ病がんばるな!

スポンサードリンク
カテゴリ
薬でうつはなかなか治らない
心と体は切り離せない
うつは身体症状や合併症もある
全身の情報伝達ネットワーク
脳の慢性炎症とは
脳の慢性炎症は心理ストレスから
炎症伝令物質とストレスホルモン
炎症伝令物質と脳内化学物質の働き
ストレスホルモンが脳細胞を殺す
脳細胞の生まれ変わり
慢性炎症で脳細胞周辺組織も死ぬ
グルタミン酸や活性酸素と脳細胞
病気には炎症が関わっている
内臓脂肪型肥満はうつの危険
うつを治す抗炎症
ストレスフリーは抗炎症
地中海式食事方法の効果
青魚やオリーブオイルの脂肪は炎症を抑制
ビタミンB・C・Eで抗炎症と抗酸化作用
食生活で肥満とうつを改善
サプリメントで軽いうつならを改善
肥満解消で慢性炎症も改善
歩くだけでうつがよくなる
運動を続けるコツ
動き出すとやる気はあとから
がんばりすぎないことが大切
心のストレスを減らす
うつのセラピーメニューとは
できることから始める
自問自答で発想を柔軟に
フットワークを軽くする
腹式呼吸で感情をクールダウン
やるべきことの優先順位
キーパーソンに受けとめてもらう
気持ちよく断る
増幅した苦しみを小さくする
抗うつ薬の特性
抗うつ薬の効き方
相乗効果でうつを改善
Copyright (C)うつ病がんばらないAll Rights Reserved
免責事項
当サイトの情報を利用してトラブル等が発生しましても、管理人は一切責任を負うものではありませんのでよろしくお願いいたします