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カルシウムでストレス解消
カルシウムには骨や歯を作る働きがあり、胎児から老人に至るまで重要な栄養素です。
カルシウムが不足すると、老年期に入って、骨のカルシウムが抜けてもろくなり、骨折しやすくなる病気である骨粗しょう症のような病気になります。
カルシウムには脳細胞の興奮を鎮める働きがあり、ある実験によると、カルシウムの足りているねずみは、ストレスで興奮が起こっても、その刺激から解放されるとすぐに回復したのですが、カルシウム不足のねずみは、ストレスの起きる刺激がなくなったあとも興奮が拡大し長く続いたという結果があります。
脳の細胞内にカルシウムが十分にあれば、ストレスの感じ方もやわらいでくるのです。
牛乳や乳製品でカルシウムを摂取すると、全体の53%を体内で吸収でき、カルシウムの吸収率は小魚で38%、野菜で18%です。
牛乳に含まれているCPPという物質も、カルシウムの吸収をよくし、毎日牛乳を1本飲めば、他の食事と合わせて十分なカルシウムがとれるのです。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線にあたることによって増加し、干ししいたけや乾燥きくらげなど、日光に30分ほどあてるとビタミンDの補給に役立ちます。
また、リンはカルシウムに次いで体内に多く存在し、その約80%はカルシウムと結合して、骨や歯の成分になっており、リンとカルシウムのバランスがくずれると、カルシウムがうまく体で使われなくなって骨が弱くなります。
食品からとるリンとカルシウムの比率は、1:1がよいといわれていますが、現代人は加工食品や清涼飲料水、肉、魚、卵など、食生活にリンが過剰気味なので、カルシウムの約2倍あるといわれています。
リンとカルシウムをバランスよく含んだ牛乳、乳製品やリンの含有量の少ない野菜や海藻類をとったり、肉・魚・卵・加工食品・清涼飲料水の取りすぎを控えて調整するようにします。
うつ病がんばるな!
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