|
非定型うつ病の症状
今までの典型的なうつ病の症状は、無気力で何にもやる気がなくなるのが特徴で、うつ病にかかる人の性格は几帳面で責任感が強く、病気になったことや仕事を休むことに罪悪感を感じています。
この典型的なうつ病には、SSRIやSNRIなどの、脳内のセロトニンやノルアドレナリンなどの再取り込みを抑える働きをする抗うつ薬が効きます。
しかし、今までのうつ病とは少し違った非定型うつ病にかかる人が多いようで、次のような特徴があります。
□出勤前や仕事中にはうつ症状が強く出るが、趣味などのときには症状が現れない
□うつ病にかかったことや仕事を休むことに罪悪感を持たず、療養と称して海外旅行に出かけるなど、共感できない行動がある
□うつ病になったのは会社のせい、と他人に責めやすく、プライドを傷つけられると強く反応する
□過眠(1日に10時間以上眠る日が週に3日以上ある)、過食などに陥りやすい |
非定型うつ病は、SSRIやSNRIなどの抗うつ薬が効きにくく、症状が長引くのですが、セロトニン、ノルアドレナリンにドーパミンの作用が加わることで治療効果が出て来ることがわかっています。
また、抗うつ薬などの治療を続けていても、なかなかよくならないうつ病があり、この場合には、うつの他にも躁も併せ持っている躁うつ病の可能性もあります。
躁うつ病を双極型といい、その中でも、双極T型の躁の場合には、うつよりも躁が強く現れ、何日も続けて徹夜してエネルギッシュに行動し、頭の回転も早くなりますが、周囲の人に議論をふっかけたり、浪費をしたり、トラブルが絶えません。
躁が軽く、うつが重い双極U型の場合は、躁が目立たなく、うつだけと思われがちなのですが、軽躁状態に入ると気分が高揚して精力的に活動しますが、周囲からは評価を受けることが多いのですが、躁の時期に無理をして疲労が蓄積すると、エネルギーが枯渇し、うつに陥ってしまいます。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|