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慢性疼痛と線維筋痛症
はっきりした原因が特定できないけれど、激しい痛みが数ヶ月から数年にわたって続く状態を、慢性疼痛といいます。
過去に起こった病気やけがなどが、痛みのきっかけとなって、家庭や職場でのトラブルや睡眠不足、過労などのストレスが加わって痛みが増幅し、慢性化し、慢性の倦怠感、疲労感、不眠、食欲不振などの症状が現れます。
慢性の疲弊感や、うつ状態に陥っていたりすると、痛みを抑制するセロトニンやノルアドレナリンなどの分泌が減少するため、痛みが強くなります。
うつ病の人が慢性疼痛になる率は、健康な人の約4倍といわれています。
慢性疼痛には、抗うつ薬、抗けいれん薬、漢方薬などを使った薬物療法、心理療法、理学療法などで治療します。
線維筋痛症は慢性疼痛の一種で、ある日突然全身に激しい痛みが起こるようになります。
手術、出産、外傷、心身のストレスが引き金となって起こり、痛みだけでなく、頭痛、肩こり、ふらつき、睡眠障害、下痢、月経異常、抑うつ気分などの自律神経失調症もみられます。
うつ病がんばるな!
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