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パニック障害で激しい発作
パニック障害は、満員電車や混雑したデパート、映画館、地下鉄など、逃げ場のない場所に身をおいたとき、突然、動悸や息苦しさ、窒息感など強い発作に見舞われるもので、不安障害に含まれます。
このまま死ぬのではないか、気が変になるのではないか、という恐怖心にかられ、救急車で病院に運ばれる場合も多く、ときには、就寝中や仕事中に発作が起こることもあります。
病院で診察してもらっても、異常は発見されないため、治療が必要ないと言われることも多いようです。
本人は、発作に対する不安が強く、乗り物や混雑場所に近寄れなくなり、なかには家から一歩も出られない状態になる人もいます。
パニック障害は、ストレスに強く、心の病などとは無縁と思われるような人がかかりやすいといわれています。
しかし、パニック障害の人に共通するのは、物事を完璧にやり遂げなければ気がすまない、やり始めたらとことんやってしまう、空腹や眠気、疲れを無視してしまうといった、強迫的ともいえる行動があるといわれています。
交感神経の緊張状態が続くため、ノルアドレナリンやセロトニンなどの脳内伝達物質に異変が起こり、パニック発作を引き起こしてしまうのです。
パニック障害は、放置すると数年から20年も症状が続くこともあり、早めに治療することが必要で、発作を起すメカニズムは解明されていますから、セロトニン作動薬などの効果的な薬が開発されています。
また、薬だけの治療ではなく、不安を徐々に解消させていく行動療法や、緊張を取り除いてリラックスさせる自律訓練法なども取り入れる必要があります。
うつ病がんばるな!
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