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神経症性障害は心の持ち方
神経症性障害は、日常的なささいなことに対しても強い不安感や緊張をしてしまうのが特徴で、不安性障害、強迫性障害、適応障害などもこれに含まれます。
疲労感、不眠、食欲不振、体重減少などの身体症状や憂うつ感、自責の念などの精神症状を伴いますが、いずれもうつ病ほどは重くありません。
症状が朝から夕方にかけて楽になっていくといった日内変動も少ないようです。
不安症状とうつ状態を併せ持つことも多く、混合型不安抑うつ障害と診断されることもあり、自律神経失調症の患者の30%はこの中に入ります。
神経症は次の2つに分けられています。
@性格神経症
性格のゆがみ、考え方などが原因で、強い不安や恐怖にかられ、現実生活に適応できなくなるものをいいます。
これには、体はどこにも異常がないのに重い病気にかかっていると思い込む心気神経症、高所・閉所・尖端・赤面などの恐怖症、手を何度も洗わずにいられないような強迫神経症などがあります。
A器官神経症
神経質な性格や、不安・恐怖などの心理的要因で、心臓、胃、腸などの特定の期間に症状が現れるものをいいます。
どちらの場合も、性格や生活習慣、自分の感情をうまくコントロールできないことが発症の根底にあり、感情の激しい揺れがさまざまな症状を引き起こします。
治療は、抗不安薬やセロトニン作動薬などを服用しながら、心理療法も行っていきます。
うつ病がんばるな!
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