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心理療法の効力
心理療法によって自分を知り、自分の問題に気づくと、そのこと自体で症状が緩和されていくこともあります。
正体のわからないもの、見えないものは、心理的不安の原因になりますが、その姿が見えてくると、不安がなくなっていきます。
いろいろなことに気づいたり、方法を変えたりすると、病気や症状と同居の日常生活が、以前ほど苦痛にならなくなることもあります。
病気を完全に治すことや、ストレスの全くない生活をすることが重要ではなく、病気や症状があってもそれを受け入れて、ストレスをコントロールするような生活ができるようになれば、症状は治ります。
成長する過程で、人の基本的信頼感が得られなかった場合は、それが原因で人との信頼関係が築かれず、転職や対人トラブルを繰り返すことになります。
また、仲の悪い両親をみて育った人は、成人しても、ちょっとした家庭内のいざこざで、挫折することがあります。
心理療法の中には、幼少時の体験が人格形成にどう影響したのかを探ることで、症状の原因を突き止めることがこともあります。
しかし、自己分析で結論を焦るあまり、父母が悪い、環境が悪い、と他者に責任を押し付けたり、いたずらに自分を卑下したりして、自分をさらに傷つけてしまうこともあります。
心理療法は、人生とは安らかで愛情に満ちたものであることを認識し、内側に隠されているエネルギーや人生に気づいて、自分が病気を治そうとする意欲を支えることことにあるのです。
うつ病がんばるな!
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