過食症と拒食症の症状

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過食症と拒食症の症状

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過食症と拒食症の症状

過食症には、おいしそうな食べ物に脳の摂食中枢が刺激されて起きる外因性過食と、心理的なストレスに刺激される情緒的過食があります。

外因性過食は、適切な食事制限や気分転換を行うことである程度解消できますが、情緒的過食は、状況に適応できにくい、消極的、神経過敏など、特有の心理が働いているので、そうした過食要因を取り除くための治療が必要になってきます。

過食症は次のような症状がでます。

□無茶喰いを繰り返す
□体重増加を防ぐために、自己誘発性嘔吐、下剤の乱用、極度の食事制限又は絶食、ときには激しい運動を行う
□3ヶ月の間、少なくても1週間に平均2回、無茶喰いをする
□体型や体重を過剰に意識し、自己を極端に低く評価する

一方、拒食症は、体重や体型に対して歪んだ認知をもっていることが主な原因とみられており、痩せているのが美しい、という思い込みがあり、過激なダイエットを続けているうちに、少しの食事で満足するようになる、食べられなくなる、無理して食べると苦しくなって吐く、という悪循環になるのです。

進行して重症化すると、強迫性障害、人格障害などをきたすことがあり、最悪の場合には、低血糖、脱水症状、意識消失状態などに陥って死に至ることもあります。

過食症・拒食症ともに共通している心理的特徴は、自己評価の低さで、これは家族における愛情の希薄さ、信頼感の欠如など、親の養育態度によるところが大きいといわれています。

親の言動に子供を否定するようなことが隠れていると、子供は親の愛情を受けたいがために、いい子を演じますが、情緒不安を引き起こし、愛情や信頼感に対する葛藤を強めることになります。

そうした葛藤と若い女性特有の審美的欲求が屈折した形で表現され、一部は過食に、一部は拒食に追い込まれると考えられています。

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