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自律神経失調症の簡単な検査
自律神経失調症は、一般科の検査では異常なしという結果が出ることが多いのですが、しかるべき検査をすると、自律神経の異常が見つかることがあります。
交感神経系と副交感神経系のアンバランスを見つけ出すために有効な方法で、検査の結果が陽性であっても、それが全て自律神経失調症というわけではないのですが、参考になります。
静かに横になって血圧を測り、その後、立ち上がった状態で10分間、1分後ごとに測定し、次の場合には、自律神経の異常の可能性があります。
□最高血圧が21oHg以上下がり、最低血圧も16oHg以上上がる。
立ちくらみ、めまいなどの起立性低血圧症状を起こしやすいとされます。
□最高血圧は下がるが、最低血圧は上がって血圧の差が縮まる。
手足の静脈還流(心臓に戻る血液の流れ)が不十分なために起こる現象で、手足がだるい、脱力感が強い、疲れやすい、などの症状が現れやすいとされます。
また、最高血圧と最低血圧の差が縮まる人には、同時に脈拍数の増加も見られます。
深呼吸をゆっくりと繰り返して、息を吸ったときに脈拍数が増加し、吐いたときに減少するという呼吸性不整脈がでることもあり、これは副交感神経系の働きが強くなる自律神経失調症の特徴的なものです。
また、爪の先で皮膚を引っかくと、10〜15秒後に白い筋が浮き上がってきますが、これは正常な反射で、数分で消えるものです。
自律神経失調症傾向があると、引っかいた部分が大きく盛り上がり、ジンマシンのようなかゆみが生じたり、なかなか消えないで、他の部分にまでかゆみが広がることがあり、これを皮膚紋画症といいます。
うつ病がんばるな!
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