肝臓の知識のルツボ
肝臓は人体で最も大きな臓器で、大人では1200〜1400gもあり、これは大人の体重の約50分の1にあたります。
赤ちゃんのうちは、体重全体の8分の1が肝臓で占められます。
肝臓のある位置は上半身の右側で、上は右乳頭のあたり、下はへソのあたりまであります。
肝臓の構造は大きく右葉と左葉に分けられ、右葉と左葉の大きさの割合は、左葉1に対し、右葉2です。
肝臓には常に多くの血液が流れ込んでおり、その量は毎分1.5lにもなると考えられています。
肝臓に入ってくる血液の入り口は門脈と肝動脈の2つですり門脈は腸管から取り込まれた栄養素などを含む血液が流れる静脈です。
それに対し、肝動脈は、酸素を豊富に含む血液を肝臓に送り込みます。
正常な状態では、血流の約70%は、門脈から流入します。
門脈から入ってきた血流と、肝動脈から入ってきた血流は、類洞という特殊な血液の流れ道に入り、混じり合います。
このとき、肝動脈から入ってきた血液から肝臓に酸素が供給され、その後、中心静脈、肝静脈へと流れて、肝臓の外へと流出します。
一方、肝臓にはもう一つの流出経路があり、それは胆管で、胆管は肝臓特有の経路で、血管ではありません。
ですから血液は流れていません。
胆管は肝臓でつくられる胆汁という物質の流れ道です。
胆汁は、胆のうに流れ、胆のうにいったん貯蔵されてから、総胆管を通って十二指腸に流出します。
胆汁は十二指腸から腸に送り込まれ、脂質の消化・吸収を助けたのち、老廃物のみ体外に排泄させ、胆汁酸のほとんどが腸から再吸収され、肝臓に戻ります。
このように肝臓に豊富に送り込まれる血液は、肝臓の細胞に、酸素や栄養素などを与え、肝臓は、肝細胞でつくられた物質を血液とともに、肝臓から全身へ送り出すというわけです。
肝臓が体内で一番大きいのは、たくさんの血液を受け入れ、たくさんの仕事をしているからなのです。
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