C型肝炎のウイルスとは
C型肝炎は、1980年代にはまだ正体不明の肝臓病で、非A非B型肝炎と呼ばれており、これはすでに知られていたA型肝炎でもB型肝炎でもないという意味です。
1988年にアメリカのカイロン社の研究により「C型肝炎ウイルス(HCV)」が命名されました。
現在、日本では200万人くらいが感染しているのではないかと推定されています。
このウイルスはRNA遺伝子を持ち、1型から6型の6種類の遺伝子型に分類されます。
日本には1型、2型の2つの遺伝子型が存在し、とくに1型のうちの1b型と呼ばれるタイプが全体の約70%を占めています。
残りの20〜30%は2型の2a型、2b型が占めており、そしてごくわずかに1a型が存在します。
C型肝炎に感染すると、2〜24週間の潜伏期間のあと、急性肝炎を起こし、倦怠感、食欲不振などの症状がみられます。
黄疸が出ることもありますが、全体的に症状は軽く、多くの人が感染を見逃してしまいます。
急性肝炎を発症した患者さんの約70%がウイルスを排除できず、慢性肝炎へ進行します。
慢性化すると見かけ上は治ったようにみえますが、C型肝炎ウイルスは肝臓にすみ続け、増殖を続けます。
そして、肝臓病は徐々に進行して、慢性肝炎から20〜30年後には肝硬変や肝がんへ進行してしまいます。
C型肝炎ウイルスはインターフェロンという薬によって治療することができます。
ただし、2a型、2b型はインターフェロンが効きやすいのですが、1b型は効きにくいタイプです。
また、肝臓病が進行して線維化が進んだ患者さんより、線維化が進んでいない患者さんのほうが治りやすいということもわかっています。
年齢的には年をとった人より若い人のほうが治療の効果が高いこともわかっています。
つまり、C型肝炎を指摘されたら、なるべく早く、専門医を受診してどのような治療が可能か相談することが大切です。
数値も飲み過ぎも気にならない!肝臓の栄養素を凝縮したレバリズム-L
Amazonで肝臓をいたわる
楽天で肝臓疾患薬ネオレバルミンが激安 |
|