肝硬変の治療
肝硬変は肝細胞が壊れて、線椎化した組織が増え、全体的に肝臓が硬くなった状態をいい、肝硬変になっても、すぐに目立った症状が出るわけではありません。
慢性肝炎から肝硬変になってすぐの時期は、肝臓にまだ余力があり、正常な肝臓と同じ働きをどうにか維持することができます。
この時期を代償期といいますが、肝硬変が進行して、肝臓の機能が極端に低下すると、本来、肝臓が行う機能が維持できなくなり、さまざまな症状が出てきます。
この時期を非代償期といい、このように肝硬変は代償期と非代償期で様相が全く異なるため、治療についても、代償期と非代償期でおのずと異なります。
代償期の治療は基本的に慢性肝炎の治療と変わりません。
ウイルス性肝炎の場合はウイルスに対する治療、肝機能を守る治療を継続します。
日常生活は通常どおり行ってかまいません。
肉体労働、夜間労働でなければ、仕事を続けることも可能で、また、スポーツも次の日に疲労を残さない程度であれば、むしろ軽い運動を行うことはよいことです。
しかし、非代償性肝硬変に移行すると病態は一変します。
肝機能が著しく低下することにより腹水や肝性脳症などの症状が出てくるので、治療はこれらの合併症への対処が基本となります。
日常生活では、肝性脳症で意識障害が起こるなど、重症度によっては、安静にしている必要があります。
また、治療により症状が安定しても、仕事などは腹水や肝性脳症に影響しない程度にとどめる必要があります。
運動についても、室内で簡単なストレッチをする程度とします。
ただ、全く動かないで寝ていると体全体の機能が低下して、寝たきりにつながってしまうので、よくありません。
病状によって、栄養状態のバランスが悪くなるため、肝硬変特有の食事療法を心がける必要があります。
肝硬変になっても、代償期の時期をできるだけ長く保つことで生活の質(QOL)はある程度維持できます。
そのためには、肝臓をいたわる日常生活を心がけることが大切です。
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