肝臓のどんな働きをするのか
口から食べたものは、胃や腸で消化され、脂肪酸、アミノ酸、ブドウ糖というようなかたちで腸管から吸収されます。
そして、門脈を通って肝臓に運ばれ、肝臓に運び込まれた物質は、何百種類もの酵素の働きによって、たんばく質など体に必要な物質に再合成されます。
こうしてつくられた物質は肝細胞内に貯蔵されるほか、血液を介して肝臓の外に運ばれ、体内で使われます。
これが肝臓の「物質の代謝」という働きです。
「解毒作用」も肝臓の大きな働きです。
肝臓には腸から門脈を通じて栄養素以外にもさまざまなものが入ってきます。
その中には細菌やウイルスなど、体にとって有害な物質もあり、肝臓は、これらを解毒、排出する働きもあります。
たとえばアルコール、アルコールも体内では毒素とみなされ、お酒を飲みすぎると次の日、二日酔いになりますが、これは肝臓がアルコールを分解しきれず分解途中でできるアセトアルデヒドが残ってしまい、それが脳に悪影響を及ぼすためです。
本来、アルコールは肝臓で分解されると、最終的には二酸化炭素と水になり、血液中に戻され、体外に排泄されます。
アルコールのほかに、細菌や食品添加物、薬の成分なども、人体にとって異物となるため、肝臓で分解し無毒化されます。
胆汁は肝臓から分泌される消化液の一種で、主に脂肪の消化・吸収を助ける働きがあります。
その材料は、古くなった赤血球の成分やコレステロールで、これらが肝臓で分解されて胆汁がつくられます。
つくられた胆汁は、肝臓から胆管に分泌され、いったん、胆のうに貯められ、胆のうで8倍くらいに濃縮されて十二指腸へ送られます。
そこで胃から流れてきた脂肪分を膵液とともに分解し、この胆汁の流れがスムーズにいかないと、体に障害が起こります。
たとえば、胆のうで濃縮された胆汁が固まると胆石、胆汁の流れが悪くなり胆汁成分が血液に逆流すると胆汁色素であるビリルビンが血液中に増えて黄疸という症状になります。
このように肝臓は物質の生成から毒物の分解・排泄まで行う体内の化学工場のようなものなのです。
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