急性肝炎・劇症肝炎・慢性肝炎とは
急性肝炎は主に肝炎ウイルスの感染や薬剤のアレルギーが原因で起こり、日本ではウイルス性肝炎の患者のうち、A型が3割、B型が3割、C型が1割、その他が3割ぐらいと考えられています。
この割合は国や地域によって異なります。
急性肝炎を初期の段階で診断するのは医師でも非常に困難です。
それは、急性肝炎の症状は、発熱、頭痛、のどの痛みから始まり、全身のだるさ、食欲不振など、風邪と同じような症状だからです。
人によっては吐き気、濃い色の尿が出る、黄疸が出るなどの症状を伴うこともあります。
黄疸のような症状があれば、医師は肝炎を疑い、血液検査などを行い、診断・治療をします。
急性肝炎は一時的な病気で、自然に治ってしまうことも少なくなく、また、しっかりと治療をすれば、ほとんどの場合は完全に治ってしまいます。
ただし、急性肝炎の約1%は、予後の悪い劇症肝炎へ進行します。
劇症肝炎になると、急激に肝細胞壊死が進み、黄疸、肝性脳症などが現れ、肝機能不全へと進みます。
そして、通常の急性肝炎では起こらない意識障害が起こってきます。
治療はきわめて困難で、劇症肝炎の原因としては肝炎ウイルスの感染が48%、薬剤が10%、自己免疫が7%、あとは不明です。
肝炎ウイルスの中ではB型肝炎ウイルスが約半分を占めています。
急性肝炎が治り切らず、肝臓に起こった炎症が少なくとも6カ月以上続いているものを、慢性肝炎といいます。
慢性肝炎の原因はC型・B型肝炎ウイルスによるものが多く、C型が全体の7割を占めます。
ほかにも自己免疫性肝炎、アルコール性肝障害、肥満による脂肪肝などが原因となって慢性化することもあります。
慢性肝炎になると自覚症状は少ないのですが、肝炎が進むと、肝臓の組織が変性して線維化が進み、肝臓が硬くなっていきます。
全体的に線椎化が広がると、肝硬変となります。
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