肝がんの治療法
肝がんにはいくつかの種類がありますが、肝炎ウイルスの感染などで慢性肝炎、肝硬変と肝臓病が進行して発生する肝がんは、95%が原発性肝がんの中の肝細胞がんです。
この肝細胞がんの治療法はたくさんありますが、肝がんの状態、肝臓病の原因、肝機能障害のレベル、合併症の状態などを考慮して、選択肢をしぼっていき、医師と患者さんとで相談して、治療を始めます。
肝がんの主な治療法は次の5つです。
1、外科手術
2、ラジオ波焼灼療法
3、経カテーテル肝動脈化学塞栓術
4、肝動注化学療法
5、肝移植
これらの治療法の中から、具体的に治療法を決める目安となるのは、「肝がんの進行度」と「肝予備能」です。
「肝予備能」というのは、簡単にいえば肝臓の回復能力のことです。
肝臓は回復力が高い臓器で、マウスの研究では、健康な肝臓の場合、3分の2を切除しても、2週間で元の肝臓の大きさに戻ることがわかっています。
しかし肝臓病が進むと肝機能が低下し、再生能力も低下します。
肝がんの治療のなかにはがん細胞以外の正常な細胞の機能も低下させてしまう恐れもあるので、肝臓の回復能力がどの程度残っているのかをみて治療方法を選択する必要があります。
「肝予備能」は、一般的に、肝硬変の進行度の分類法である「チャイルド・ビュー分類」という方法で分類されます。
肝硬変の程度をA、B、Cの3段階に分けます。
Aは軽症でまだ肝予備能が十分ある状態、Cは肝硬変がかなり進行して肝予備能が低下している状態、BはAとCの中間です。
「肝がんの進行度」はステージT〜ステージWの4段階で分類しますりT因子(腫瘍の個数、大きさ、血管や胆管などの脈管を巻き込んでいるかどうか)、N因子(リンパ節転移の有無)、M因子(他臓器転移の有無)という3つの因子の組み合わせで分類されます。
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