肝機能を調べる画像検査
肝臓病を診断するためには、血液検査だけでなく、画像検査を行う必要があります。
肝臓病の診断でよく用いられる画像検査は、主に超音波検査、CT検査、MRI検査です。
超音波検査(エコー)は、健康診断などでも行われる検査です。
体の外から超音波を当てて、はね返ってきた超音波の信号を画像化して、臓器や組織の状態を調べます。
もともと魚を捕まえるための魚群探知機の原理を応用してつくられた検査法です。
肝がんの発見だけでなく、慢性肝炎と肝硬変の鑑別、脂肪肝の鑑別、胆石や腹水の確認などができます。
検査方法は腹部にゼリーを塗り、超音波発信機を当て、少しひんやりしますが、ほとんど苦痛のない安全な検査で所要時間も数分〜数十分で終わります。
最近は、マイクロバブルと呼ばれる小さい泡の造影剤を静脈から注射して、超音波検査を行う方法も開発されています。
泡のある部位は画像上で白くなります。肝がんは血流が豊富なのでほかの部分より早く白く浮き上がります。
しかし10分以上たつと、がんの部分は逆に黒く浮き上がり、これは肝組織にあるクッパー細胞が造影剤をとり込むためです。
がん細胞は造影剤をとり込まないため黒くなります。
CT検査はX線を360度の方向から照射し、体の断面画像を撮影する検査で、数メートルから数センチ間隔で断面を何層も撮影することで、内臓のわずかな変化をもとらえることができます。
撮影装置を高速でらせん状に回転させながら撮影する、より高度なヘリカルCTという検査は、内臓を立体画像で見ることができます。
肝臓のほかに膵臓や腎臓、体の奥深くにあるリンパ節など超音波検査では見えにくい部位も調べることができます。
肝がんの早期発見、慢性肝炎の進行状態などを調べるために行われます。
MRI検査は、強い磁場の中に体をおくことで起こる体内の水素原子の振動をとらえ、人体の断面画像を撮影する検査です。
X線を使わないので被ばくの心配がありません。
CTではわかりにくい肝がんや血管腫の診断ができます。
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