アルコール性肝障害の治療
アルコール性肝障害は、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝線維症、アルコール性肝硬変と進行していきます。
アルコール性肝障害の第一の治療は禁酒で、アルコール性脂肪肝やアルコール性肝炎は、禁酒をするだけで、肝機能がかなり改善してきます。
そのほかに、肝庇護薬やビタミン剤などを使って治療を行います。
アルコール性肝硬変特有の食道静脈瘤など危険な合併症を起こしている場合は、その治療を行います。
しかし、合併症を治療しても禁酒をしなければ肝機能は改善されません。
禁酒をするだけで改善するならば、簡単だと思うかもしれませんが、飲酒家にとって禁酒はむずかしいことです。
とくに知らないうちにアルコール依存症に陥っている患者さんの場合、禁酒をすることが大変困難となります。
2003年に実施された全国成人に対する実態調査によれば、アルコール依存症の疑いがある人は440万人、治療の必要なアルコール依存症の患者さんは80万人、アルコール依存症には至らないけれども、飲酒日に60g(純アルコール量として)以上飲酒している多量飲酒の人も860万人いると推定されています。
自分ではアルコール依存症だと思っていなくても、常習的に飲酒をしている人や、飲み出すとつい多量飲酒してしまう人で、どうしても禁酒ができないという人は、注意が必要です。
自力ではなかなか禁酒できない人でも、カウンセリングを受けたり、必要に応じて薬剤を使うことにより、禁酒へと導いてくれます。
禁酒による離脱症状を軽減する治療を受けるためには、入院が必要な場合もあります。
また、一人では禁酒の決意が揺らぐものです。
各地には断酒会という患者さんの集まりもありますので、そうした集まりに積極的に参加してみるのもよいです。
地域の精神保健福祉センターや保健所で、相談に対応してくれるサービスを提供しているところもあります。
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