ウイルス性肝炎の感染経路
肝炎ウイルスは現在、A型、B型、C型、D型、E型の5種類がわかっており、これらのウイルスによって起こる肝炎をそれぞれA型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎と呼びます。
急性肝炎が、ごくまれに(全体の約1%程度)が重症化する劇症肝炎に移行する例を除き、予後が良好で、多くの場合、数週間で回復します。
ただし一部の肝炎、特にB型肝炎やC型肝炎は、急性肝炎で終わらずに慢性肝炎へと進行して、さらに肝硬変、肝がんへと進行する場合があるので、注意が必要です。
A型肝炎ウイルスは大きさが27nm(ナノメートル)ほどの小さなウイルスで、水や生の魚介類を食べることで、いっしょに口から入って経口感染するウイルスです。
A型肝炎ウイルスの潜伏期間は2〜6週間で、初期症状はほかの急性肝炎同様、倦怠感、食欲不振、発熱など、風邪に似た症状が特徴です。
黄疸のような肝炎特有の症状が現れる場合もありますが、治療をすれば予後は良好で、A型肝炎から慢性肝炎に進行することはありません。
日本の肝炎ウイルスによる急性肝炎の40%以上がA型肝炎ウイルスによるものです。
D型肝炎は地中海沿岸の地域で多く見られる非常に特殊な肝炎ウイルスによって起こるものです。
D型肝炎ウイルスはB型肝炎ウイルスが共存しないと生存も増殖できません。
つまりD型肝炎ウイルスに感染しているということはB型肝炎ウイルスにも感染しているということになります。
B型・D型肝炎ウイルスに重複して感染すると、B型肝炎の症状が重症化した状態になります。
治療はB型肝炎の治療が有効ですべ幸い、日本ではほとんど見られない肝炎ウイルスです。
E型肝炎は水や動物の肉から経口感染します。
口から入ったウイルスが肝臓で増殖して、胆汁とともに十二指腸に入り、糞便中に排泄されたのち、飲料、食品、手指などに付着して、口から侵入して感染を繰り返します。
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