肝硬変は肝細胞が壊れ硬くなった状態
慢性肝炎からさらに進行すると肝硬変になります。
慢性肝炎の時期はほとんど症状がありませんが、肝硬変になると、特有の症状が出てきます。
まず肝硬変になると肝臓全体に線維化が起こって、肝細胞の多くが壊れ、肝臓は本来の弾力性を失って硬くなり、肉眼的にも表面に凹凸が目立つようになり、このように肝臓が硬くなることから「肝硬変」という病名がつけられたわけです。
肝硬変は、病気の進行の時期によって、代償期と非代償期とに分けられます。
代償期は慢性肝炎から肝硬変になってすぐの時期で、まだ肝臓には、ある程度余力がありますり肝硬変は急に慢性肝炎から移行するわけではなく、何年もかかって徐々に移行します。
そのため慢性肝炎から肝硬変に移る境界線ははっきりしません。
血液検査や肝生検をすることにより、肝硬変が明らかになりますが、症状的には、慢性肝炎とあまり変わりがありません。
肝硬変も非代償期へ移行すると、代償期とは様相が一変します。
肝臓病に特有の黄疸が出て、皮膚が黄色くなったり、白目が黄色くなりますり顔や胸、背中の皮膚の表面には、毛細血管が浮き出た「くも状血管腫」という症状が見られるようになります。
また、全身にむくみ(浮腫)が起こり、ひどい場合には、お腹に水がたまる腹水、あるいは胸に水がたまる胸水などが起こります。
ほかにも、ホルモンバランスが崩れて、男性なのに女性のように乳房がふくらむ女性化乳房が起こることもあります。
注意しなければいけないのは、体内に起こる変化ですりアルコール性肝硬変に多い食道静脈瘤は、破裂すると大出血を起こし、とても危険で、また、肝硬変になると肝がんの発症率が非常に高くなります。
肝硬変がさらに進行すると肝機能の低下が著しくなり、肝不全となります。
肝不全になると肝臓移植以外に、現代の医療では回復させることができなくなります。
数値も飲み過ぎも気にならない!肝臓の栄養素を凝縮したレバリズム-L
Amazonで肝臓をいたわる
楽天で肝臓疾患薬ネオレバルミンが激安 |
|