アルコール性肝障害の原因は長年の飲酒
「酒は百薬の長」ともいいますが、過度の飲酒を長年続けると体に障害を引き起こします。
日本酒に換算して3合以上の酒を連日10年以上飲み続けると、ほとんどの人がアルコール性肝硬変になるといわれています。
アルコールを飲み続けるとどのように肝臓に障害が起こるのかについて、飲酒により、体内に入ったアルコールは、腸管から門脈に入り肝臓へ運ばれます。
そして肝細胞に吸収され、アルコール脱水素酵素、ミクロソームエタノール酸化系、カタラーゼ系という3種類の経路で、アセトアルデヒドに分解されます。
これは毒性が高いため、すぐにアセトアルデヒド脱水素酵素の働きにより酢酸へと分解され、最終的には二酸化炭素と水になって、体の外に排出されます。
このようにアルコールは肝臓で無毒化されますが、過度にアルコールを摂取すると、体は早く毒素を処理しようと働くため、脂肪の代謝が後回しになり、中性脂肪が肝臓に蓄積されます。
これが毎日続けば、アルコールからも脂質がつくられるため、どんどん肝臓に中性脂肪が蓄積され、アルコール性脂肪肝という状態になり、この中性脂肪の蓄積が肝細胞の線椎化の原因になることが知られています。
やがて線椎化が広がり、アルコール性肝硬変となるのです。
またアルコールを飲むと、細胞や遺伝子を傷つける活性酸素が増え、これが発がんを促進すると考えられています。
慢性的な肝臓病だけでなく、アルコールは急激に大量に飲むと泥酔したり、時には呼吸停止を起こし、死に至ることもありますりまた長期間飲酒を続けていると、アルコール依存症になり、肝臓病だけでなく、膵炎、多発性神経炎、せん妄、記憶障害、胃萎縮、てんかん、高脂血症、心臓の機能低下など、現在報告されているだけで60種類ぐらいの病気の原因となります。
こうなると自力で節酒するのはむずかしくなります。
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