C型肝炎の治療はウイルス除去
慢性化したC型肝炎の治療はウイルスの除去を目的に注射薬と経口薬を使って行われ、標準的な治療は、2011年にテラプレビルという新しい薬の使用が認められてから、ペグインターフェロンの注射と、経口薬のリバピリン、テラプレビルの併用療法です。
まずペグインターフェロンの週1回注射と、経口薬のリバピリン、テラプレビルを毎日飲むことを3カ月間続けます。
次の3カ月間はペグインターフェロンの週1回注射と、リバピリンを毎日飲むことで、治療は半年で終了します。
この治療により、80〜90%の患者さんで、完全にC型肝炎ウイルスが排除でき、治癒が期待できるようになりました。
ただし、新しい治療は副作用も強くなるため、66歳以上の高齢者など、この治療を行うのが困難な患者さんの場合は、ペグインターフェロンとリバピリンの併用療法を行います。
インターフェロン治療を一度受けたにもかかわらず、C型肝炎ウイルスが消えなかった患者さんについて、随分前に1度目の治療を行った患者さんの場合は、まだリバピリンやテラプレビルなどの新しい薬が登場する前で、1度目の治療が十分にできていなかった可能性もあります。
また、1度目の治療中に一度でも血液中のウイルス量をみるHCV・RNAが消失した患者さんは、治療期間が不十分だったことも考えられます。
このような患者さんは、2度目の治療を受けることも選択肢のひとつとなります。
このような患者さんに標準的な治療で、2度目の治療を行うと、80〜90%くらいが完全治癒しますので、治療を受ける価値は十分にあると考えられます。
しかし、残念ながら、これらの治療を行っても、10〜20%の患者さんは、ウイルスが消えず、完全治癒に至りません。
治療を行っても一度もウイルスが消えなかった患者さんは、従来からの肝庇護療法で、病気の進行を遅らせる治療を行っていきます。
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