脂肪肝やNASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは
脂肪肝は、その名のとおり肝細胞に脂肪が過剰にたまった状態で、健康な肝細胞には3〜4%の脂肪が含まれていますが、脂肪肝になると、肝細胞に10〜13%の脂肪がたまります。
血液検査をすると、AST値、ALT値などの肝機能検査の数値が異常値を示し、脂肪肝の一部の人は肝硬変、肝がんへと進行することがわかってきました。
脂肪肝の原因は主に肥満、アルコール、糖尿病の3つです。
もともとアルコール性肝機能障害の初期に脂肪肝が起こることがわかっていましたが、特別、脂肪肝のみを治療することはありませんでした。
しかし、最近ではアルコールをいっさい飲まない人でも、肥満から脂肪肝が起こり、肝硬変、肝がんへ進行する人がいることがわかってきました。
脂肪肝の中で肥満や生活習慣病によって起こる脂肪肝を総称して非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼びます。
その中で炎症や肝細胞障害、線維化を伴うものを、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)といいます。
日本では脂肪肝の人が人口の約30%と推測され、そのうちの約10%がNASHである可能性が高いと考えられています。
NASHを治療をしないで放置すると、10年後には10〜20%が肝硬変、肝がんへと進行するといわれています。
日本人の肝がんの原因をみると、約70〜80%はウイルス性、10〜20%はアルコール性、5%くらいがNASH関連と考えられています。
脂肪肝をスクリーニングする検査に「メタボ健診」があります。
ウエストが男性85Cm以上、女性90Cm以上で、かつ血液検査で中性脂肪が高く、LDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が低いなどの組み合わせでメタポリック症候群と診断されます。
さらにCT検査で内臓脂肪が1002Cm以上であれば内臓脂肪の蓄積が指摘されます。
肥満には内臓脂肪型と皮下脂肪型の2種類がありますが、肥満の人で内臓脂肪型の人は、脂肪肝である可能性が高くなります。
数値も飲み過ぎも気にならない!肝臓の栄養素を凝縮したレバリズム-L
Amazonで肝臓をいたわる
楽天で肝臓疾患薬ネオレバルミンが激安 |
|