肝機能を調べる肝生検とは
血液検査や画像検査は間接的に肝臓を調べる検査ですが、肝生検は、体内から肝臓の組織を採取して、肉眼で直接調べる検査ですり主に肝臓病の確定診断のために行われます。
検査方法は、まず皮膚と肝臓表面に局所麻酔をして、超音波装置で位置を確認しながら、腹部から細い針を肝臓まで刺して、わずかな肝臓の組織を採取します。
採取された組織は病理検査に回され、顕微鏡でくわしく調べられます。
肝生検の検査にかかる時間は30分程度ですが、検査のあとの出血などの管理をするため、通常1日入院します。
腹腔鏡下肝生検といって、全身麻酔をして腹腔鏡で肝臓を観察しながら、肝臓の組織を採取する方法もあり、腹部を切開して、直径1Cmほどの管を挿入し、肝臓から細胞を採取するのは、通常の肝生検と同じですが、その際、臓器が密着しないように、腹部にもうひとつ針を刺して空気を注入し、肝臓の表面を腹腔鏡を通じて、肉眼で見ることができます。
肝がんだけでなく、肝硬変などが進行して、肝臓が、どの程度線維化しているのか、診断することもできますぺ検査そのものは1時間程度で終わりますが、数日間の入院が必要となります。
これらの肝生検を行うことにより、肝がんの確定診断できます。
また、そのがん細胞が、どのような特徴のものなのかくわしく判断することができます。
がんだけでなく、肝臓の組織を顕微鏡で調べ、線椎化の状態がどの程度かを調べ、肝硬変など肝炎の進行度を診断します。
ほかにも薬剤性肝障害、自己免疫性肝障害、原発性胆汁性肝硬変などの肝臓病の種類を診断することもできます。
ただし、肝生検は体への負担が大きいため、誰にでも行える検査ではなく、また、がんについては、最近は、画像検査の機器が進歩しており、超音波検査だけ、あるいはCT検査だけで、肝がんを診断できる例も少なくありません。
数値も飲み過ぎも気にならない!肝臓の栄養素を凝縮したレバリズム-L
Amazonで肝臓をいたわる
楽天で肝臓疾患薬ネオレバルミンが激安 |
|