肝機能を調べる血管造影検査
さまざまな検査で、肝がんと診断されたら、入院をして、血管造影検査といって、肝臓全体の血液の流れや、がん細胞の広がり、多臓器への転移の有無などを調べる検査をします。
この検査を行う際には、同時に治療を行うこともできます。
血管造影検査は、カテーテルという細い管を使って、血管に造影剤を入れて、X線撮影し、血管や腫瘍などをくわしく調べる検査で、造影剤にはX線を透過しないヨード剤を使いますりヨード剤を血管に入れると、そのままでは見えにくかった血管がくっきりと浮かび上がります。
検査の方法は、通常、カテーテルを足のつけ根から大腿動脈に挿入し、X線で確認しながら肝臓まで誘導していき、目的の血管までたどり着いたら、造影剤を注入してX線撮影を行います。
最近では、血管造影検査と同時にCT撮影を行ったり、専用の造影剤を用いてMRI検査をすることもあります。
また、血管造影検査の際には、肝がんの確定診断だけでなく、経カテーテル肝動脈化学塞栓術や肝動注化学療法といった治療を同時に行うことも可能です。
ただし、ヨードにアレルギーがある人、動脈硬化などで血管が狭くなっている人や、腎機能が低下しているような人は、血管造影検査を行うことができません。
肝機能の程度を調べる検査として、そのほかに「ICG」という検査もあります。
これは肝臓にとり込まれる色素を注射して15分後に血液にどのくらいその色素が残っているのかを調べる検査で、残留量で肝臓の機能がどの程度かわかります。
ほかに肝シンチグラフィー検査というものもあり、これは肝臓に集まりやすい放射性同位元素(ラジオアイソトープ・RI)を静脈注射して、肝臓にとり込ませて、シンチカメラと呼ばれるもので、放射性同位元素の分布をとらえ、画像処理して調べる検査です。
放射線は短時間で消えるので体に害はありません。
特殊な場合に行われる検査です。
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