肝機能障害を起こすいろいろなウイルス
肝炎ウイルスでなくても、ほとんどのウイルスが感染により一過性の肝機能障害を引き起こします。
たとえば、EBウイルスは小児期に多くの人が感染するウイルスで、唾液などから経口感染するウイルスで、発熱、全身倦怠感、のどの痛みなど、風邪に似た症状が出ますが、一般に軽症で、数週間で治癒します。
日本人の90%以上がEBウイルス抗体陽性といわれ、まれに思春期に感染することもあります。
サイトメガロウイルスは人から人へ直接的・間接的に感染するヒトヘルペスウイルスで、多くの場合、周産期の母子感染により感染し、キャリアとなっています。
EBウイルス同様、感染すると風邪のような症状が出て数週間で治癒します。
そのほかに、単純ヘルペスウイルス、風疹ウイルス、麻疹ウイルスなどが肝臓に障害を起こすウイルスとして知られています。
肝臓はウイルスだけでなく、細菌や寄生虫などの感染でも障害が起こることがあります。
肝膿瘍も細菌などの感染が原因で起こる肝臓の病気です。
肝臓病の原因となる病原体は、結核菌、マラリア原虫や、梅毒やワイル病のスピロヘータなどさまざまです。
赤痢アメーバは肝膿瘍を引き起こす原虫として知られています。
日本住血吸虫、肝吸虫などの寄生虫の感染も肝機能障害の原因となります。
肝臓病の原因のほとんどはウイルス性の肝炎ですが、中には遺伝が開係するものもあります。
ジルペール病やドゥビン・ジョンソン症候群という病気は、黄疸が続く肝臓の病気ですが、この黄疸は無害で命にかかわることはかほせん。
ウイルソン病は、親が肝臓や神経に蓄積して、肝臓や神経の障害が起こる病気です。
ヘマクロマトーシスは鉄が肝臓に沈着する病気ですが、日本ではめったに起こりません。
身内に肝臓病の人がいる場合でも、多くは遺伝的な要因ではなく、生活環境に原因が潜んでいる場合も少なくありません。
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