ウイルス性肝炎の感染予防
ウイルス性肝炎の感染経路は大きく分けて2つあり、ひとつは水や食べ物を介して起こる経口感染で、A型肝炎、E型肝炎がこれに当たります。
もうひとつは、血液などを介して起こる非経口感染で、B型肝炎、C型肝炎がこれに当たります。
予防法はそれぞれ異なります。
経口感染するA型肝炎は、井戸などの生水による集団感染、貝類、とくに生ガキでよくみられます。
E型肝炎ウイルスは野生動物やブタに多く、これらの肉を生焼けの状態で食べることにより感染します。
E型肝炎ウイルスは東南アジアではごくありふれたウイルスで、生ものや水で感染します。
日本では、輸入冷凍食品などから感染することもあります。
A型、E型の経口感染の予防法は次の2点です。
(1)生ものは食べない、十分に加熱されたものを食べる。
(2)生水は飲まない、特に海外旅行では注意が必要。
またA型肝炎には感染予防のワクチンがありますので、東南アジアなどによく出張や旅行で行く人は接種することをおすすめします。
残念ながらE型肝炎の感染予防ワクチンはありません。
生水を避け、肉類は十分加熱するようにします。
B型肝炎、C型肝炎は主に血液感染で起こります。
以前は検査体制が今のように整備されておらず、輸血や血液製剤によって感染してしまうことがありましたが、現在では、そのような感染ではなく、違法の覚せい剤や麻薬などの注射器の使い回し、入れ墨などによる感染が問題となっています。
B型・C型肝炎ウイルスに感染している人は、ほかの人が自分の血液にふれると感染させてしまう可能性がありますので、切り傷、鼻血などは自分で処置し、ひげそり、歯ブラシなど、少量でも血液がつく可能性があるものは共有しないようにします。
ただし、食器の共有、洗濯をいっしょにすることは全く問題がありません。
B型肝炎ウイルスには感染予防のワクチンがあります。
B型肝炎ウイルスのキャリアであると診断された人は、配偶者などにB型肝炎予防ワクチンの接種をするようにします。
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