B型肝炎のウイルスとは
B型肝炎ウイルスは血液を介して感染するウイルスで、このウイルスに感染している患者さんは世界の全人口の6%程度、3〜4億人が感染しているとされています。
日本では、人口の1〜2%程度の感染率で、約150万人が感染していると推測されていますが、年々減少傾向にあります。
B型肝炎ウイルスは大きさ42nm、あんこの詰まった真ん丸なお団子のような球状のウイルスで、ディーン粒子と呼ばれています。
このウイルスに大人が感染すると、感染後1〜6カ月の潜伏期を経て、急性肝炎を発症して、倦怠感、食欲不振などの症状が出たのち、発症後1〜2か月でほとんどが回復し、その半年後には抗体ができて、治癒します。
免疫ができてしまえば、その後再びB型肝炎にかかることはありません。
B型肝炎ウイルスは遺伝子型の違いにより、A型、B型、C型、D型、E型、F型、G型、H型の8種類に分類され、日本人にはB型、C型の遺伝子型が多く、従来、B型肝炎の約10%がB型、残りがC型といわれてきましたが、近年、ヨーロッパなどに多いA型も増えてきています。
B型、C型の遺伝子型はほとんど慢性化しない肝炎ウイルスですが、A型の遺伝子型は約10%が急性肝炎から慢性肝炎、肝硬変に移行するといわれています。
B型肝炎に感染して、肝臓でB型肝炎ウイルスの増殖が行われている状態の人は「ウイルスを持っている人」という意味で「キャリア」と呼ばれます。
日本でB型肝炎ウイルスのキャリアの割合は人口の1〜2%と考えられています。
近年、キャリアの割合は減少しており、年齢の高い人ほどキャリアの割合は多く、若い世代では1%以下となっていま耳キャリアの70〜80%は、自分自身は肝臓病を発症することなく、体内にウイルスがいるだけの「無症候性キャリア」です。
残りの20〜30%の人は程度の差こそあれ肝臓病になります。
無症候性キャリアであっても、キャリアの人の血液が、輸血など何らかの原因でほかの人の体内に入ると、血液をもらった人はB型肝炎ウイルスに感染します。
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