子供の愛情表現
アスペルガー症候群の子供の赤ちゃん時代のことを両親に聞いてみると、抱かれると泣いて嫌がったといった返事が聞かれることがあり、これは感覚が過敏で触られるという感触に慣れていなかったり、あるいは抱き上げた人のセーターがチクチクして不快だったりする感覚的なことが原因なのですが、両親としては物足りなさを感じてしまいます。
また、少し大きくなってからも、笑顔で話しかけても笑顔が返ってこなかったり、見つめると目をそらしたりするため、愛情のかけがいがないように感じてしまうかもしれません。
しかし、子供は両親に愛着を感じていないわけでも、また両親の愛情を受け止めていないわけでもありません。
ただ、感覚がアンバランスなために感覚的刺激のほうに気をとられやすく、愛着を感じる心の発達が少しゆっくりなので、愛情を表現することも下手なだけなのです。
アスペルガー症候群の子供を育てるときには、こうした誤解を解き、両親に対する愛情がないわけではないことを、家族はきちんと理解する必要があります。
アスペルガー症候群の子供でも、子供なりの方法で愛情を表現していますから、他の子供と比べたりせず、その子の愛情表現を探していきます。
定型発達の子供とは表現方法が異なるかもしれませんが、子供の様子をよく見ながら気持ちを理解してあげることが大切です。
うつ病がんばるな!
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