脳機能の障害が原因
アスペルガー諸侯群の子供は、相手に失礼なことを言ったり、自分の思い通りにいかないと起こったりするために、わがままでしつけのなっていない子供と誤解され、また、小さなうちから漢字などもよく知っているので、親は勉強ばかりさせていると批判されることもあります。
しかし、育て方やしつけが原因ではなく、アスペルガー症候群は、遺伝的要因によって脳機能の障害が生じて起きると考えられています。
脳のどの部分に障害があるかはまだわかっていませんが、複数の部分の機能がうまく働かず、その結果、脳全体のネットワークにも障害が及んでいると考えられます。
アスペルガー症候群の子供の多くは、人の顔の表情を判断することが苦手ですが、成長するにつれ、表情を読むことができるようになります。
そこで脳内を調べてみたところ、アスペルガー症候群の大人は、定型発達の人が顔の表情を認識するときに使う部分とは違う部分を活性化させて表情を読んでいることがわかりました。
例えば、高いところでは定型発達の人は、「高い→怖い、危ない」と直感的に思います。
しかし、アスペルガー症候群の人は「高い→落ちる可能性がある→落ちると怪我をする→怪我は痛い→怖い、危ない」と認識するのです。
また、定型発達の子供なら無意識にしている走りながらボールを蹴るという運動を、アスペルガー症候群の子供は苦手だったりしますが、経験や学習や練習でによって、定型発達の子供と同じようにボールを走りながら蹴ることができるようになることもあります。
アスペルガー症候群の子供は、こうしたことを経験から自分で学習したり、人から教えられたりしながら身につけていきます。
異なったプロセスをたどりながらも、定型発達の子供と同じゴールに辿り着くのです。
うつ病がんばるな!
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