トラブルの種類によって対処
アスペルガー症候群の子供は、トラブルを起そうとしているわけではないのに、トラブルが起こることが多く、周りの人は、気をつけてトラブルを防いだり、うまく対処したりすることが大切なのです。
日常生活の中で起こりやすいトラブルは、3つの種類に分けられます。
@認知の障害からくるトラブル
体に触れられることを嫌がる、食べ物や服などの好き嫌いが激しい、お風呂やトイレが嫌い、いくら教えてもできないことがある、2つ以上のことが同時にできない、といったものは、認知の障害からくるトラブルです。
外界からの情報の受取や処理に障害があるために起こるトラブルで、本人にはどうしようもないものですから、周りの人の理解や協力が不可欠です。
A社会性の障害によるトラブル
話の内容や行動が一方的で、人の気持ちや場の空気を読み取れない、冗談が通じない、会話がすれ違う、スポーツなどのルールがわからない、危ないことばかりするといったトラブルは、コミュニケーションがうまくできないという社会性の障害がトラブルとなって現れているものです。
周りの人の働きかけにより、ソーシャルスキルを身につけたり学習したりすることで、トラブルを抑えることができるようになります。
B混乱から生じるトラブル
同じ間違いを繰り返す、パニックに陥る、といったトラブルは、認知や社会性の障害があるために本人に混乱が生じて引き起こされるトラブルです。
また、道順や手順にこだわるのは、混乱から自分を守ろうとして起こるトラブルです。
周りの世界が理解できず、自分は何をしたらいいのかわからないときに起こるトラブルですから、周りの人の理解や手助けが必要なのです。
うつ病がんばるな!
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