指示は1つずつする
子供の行動を止めたり直したいときは、「**したらダメ」と言うのではなく、「**します」と正しい方法を教えます。
「**したらダメ」と言うだけでは、子供はどうすればよいのかわからず、また、叱られることが多く、いつも「ダメ」と言われると、子供は自信をなくしてしまうからです。
アスペルガー症候群の子供は、自分を否定するような言動に対してはとても敏感ですから、「ダメ」という言葉は否定されている感じが強いため、自分が否定されたという不快な感情だけが頭に残り、内容が残らないのです。
記憶力がいいだけに不快な感情を後々まで引きずることもあるのです。
ただし、自分や他人を傷つけるような行為をしたときは、「ダメ」「いけない」とはっきり注意します。
また、一度にたくさんのことを指示されると、どれが大事なことか判断できず、混乱してしまいます。
2つ以上のことを同時に指示するのではなく、やってほしいことを1つだけ指示し、それがすんでから次の指示を出すようにします。
また、何かに夢中になっているときは、いきなり大事なことを話されても理解が追いつかず、右から左に抜けてしまいます。
話しかけるときに、特に大切なことを伝えたい場合は、「**ちゃん、これからとても大切なことをお話しするからね」と前振りをして、子供の注意を引き付けてから話します。
突然肩をたたくなど、体に触れて注意を促すようなことは避けます。
驚いてパニック状態になり、話を聞くどころではなくなる場合もあります。
うつ病がんばるな!
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