具体的な言葉で指示
アスペルガー症候群の子供にとって、定型発達の人の世界は理解しにくいものです。
言葉は達者でも、言葉の受け止め方や理解の仕方に特徴があり、うんうんとうなずきながら聞いていても、こちらの言いたいことをまったくわかっていないこともあります。
アスペルガー症候群の子供と接するときは、このような特性を考慮しないと、すれ違いは広がるばかりで、すれ違いは、子供の成長を妨げ、さらに心のすれ違いを生むことになります。
何度言ってもわからない、人の話をまったく聞いていない、と怒るのではなく、アスペルガー症候群の子供の世界に歩み寄り、その子が理解できるような話し方、接し方をすることが大切です。
抽象的な言葉、あいまいな言葉、指示代名詞は、理解するのが苦手ですから、できるだけ具体的な言葉で指示することが大切です。
例えば、「服を着なさい」と言われても、抽象的で子供は何をどうすればよいのかわかりません。
「服のボタンを上から下まで全部閉めて、シャツのすそを全部ズボンに入れなさい」といった言い方をします。
「もう少し」などという表現もあいまいで、どのくらいたくさんなのかわかりませんから、「コップに半分」など具体的に示すことが必要です。
「あれ、それ、これ、あっち、そっと、こっち」なども何を示しているのかわかりませんから、具体的にものの名前を示すようにします。
うつ病がんばるな!
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