時間の理解はスケジュール
自閉症スペクトラム障害の子供がとらえにくいものの一つに、時間があります。
時間は目に見えない抽象的な概念であるため、時間が流れるということがわからなかったり、1分と1時間の時間の長さの違いをとらえることができなかったりします。
時計が好きで、時刻を読める自閉症スペクトラム障害の子供でも、実生活の上で時計をどのように役立てればよいのかわかっていない場合もあります。
時間の感覚を身につけさせるには、スケジュールを利用し、いつ、どこで、だれと、何をするという予定を、文字や写真、イラストなどを使って、人目でわかるようにまとめ、玄関やリビングなどに置いておきます。
時計の読み方がわからない場合は時計のイラストなども添えるなど、子供が理解しやすいように作ります。
予定が目に見える形で示されると、生活に見通しが立って暮らしやすくなり、予定に変更がある場合も、スケジュールを通して伝えれば目で確認できるので、混乱することも少なくなります。
自由に過ごしてよい時間も、子供と相談して予定を立てると子供は過ごしやすくなります。
自由時間は時間も空間もまったく構造化されていませんから、過ごし方を決めてあげないとどう過ごしてよいかわかりません。
最初は細かく作っても、日課として定着すればその必要はなくなり、変更や特別な行事があるときだけ書き込み、子供は変更がないかを確認するだけですむようになります。
うつ病がんばるな!
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